【阪神アレ願う異色対談(2)】NMB48川上千尋「元気もらえる」 マートン氏「大事なシーン」

2023年07月25日 05:17

野球

【阪神アレ願う異色対談(2)】NMB48川上千尋「元気もらえる」 マートン氏「大事なシーン」
マートン氏(左)と「好きだ虫」のワンフレーズを楽しく踊る川上千尋(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 10~15年に阪神に在籍し、1年目に当時NPB最多記録の年間214安打を記録したマット・マートン氏(41)とNMB48の川上千尋(24)の異色対談が24日、本紙で実現した。アイドル界随一の虎党で、マートン氏の本塁打を球場で目にしたのをきっかけに“神推し”を続けてきた川上は憧れの人物との対面に歓喜の涙。大盛り上がりとなった。(聞き手・遠藤 礼)
 【異色対談(2)】

 ――本塁打を見てファンになり、そこから川上さんはマートンを追いかけ始めた。
 川上(以下、川) その当時は調べると言えばテレビの情報だけだったので、マートン選手の特集を見て、こんな格好いいんだなとか。あと“マートンノート”がテレビで紹介されるごとに、すごい真面目な選手だなと思って尊敬するようになりました。

 マートン氏(以下、マ) ありがとうございます。どんな状況でも自分のベストを尽くすことは非常に大事。私は野球選手として勝つだけでなく、メンタルも大事だと思っています。川上さんもNMB48での活動は同じなのかなと思います。常にベストを尽くしますよね?

 川 私もマートン選手を見習って、阪神のお仕事をする時にノートを付けるようにしています。

 マ スゴイ!ガンバリマショウネ!なぜ、私がノートを書くかというと、野球でいろんなことが起こる中で相手の細かい特徴や球種は覚えにくいので、ちゃんとメモを取って覚えるように。そして、メモを書いている間にもっと覚えることができる。イッショデスカ?

 川 一緒です!このピッチャーがどんな球を投げるかとか、この選手はどんな打率かとかメモしています。

 マ スゴイ。シェアしてください。千尋さんのスカウティングリポートを使いたいですね(笑い)。

 ――マートンのプレーで印象に残っているものは。
 川 今でも元気をもらえるのが、(13年に)桧山(進次郎)選手の最終打席に(前の打者の)マートン選手がつないだシーンがすごく私は好きで。意識してつないだ感じがあって、それが格好いいなと思って見ていました。

 マ 私にとって大事なシーンでした。せっかく桧山さんが引退する試合なので。私がもしアウトになっちゃうと終わりということが分かりましたので、そういう心配な気持ちをよく覚えています。映画のように成功できて、桧山さんにつないで最後ホームランにできて、喜びで桧山さんにハグして。その試合は負けてシーズンも終わりましたけど、桧山さんに対しては良かったな、うれしいなという気持ちがあります。

 川 あれで、元気がない時は元気をもらっています。“マートンがつないだよ”って(笑い)。

 ――川上さんの一つの夢だったマートンさんとの対談が実現。次の夢はアレですか?
 川 私が死ぬまでにかなえたかった夢がマートンさんに会うことと、アレを見ることなので。もう一つかなってしまったので、あとは死ぬまでにアレを見れたらいいなと。

 マ もう一回、ガンバリマショウ!

 川 それが終わったら、いつ死んでもいいかなと思っています。

 マ それを続けてください。川上さんの活動で元気をもらってるので、続けてください。

 ――後輩たちに優勝してほしい?
 マ チームメートたち、周りにいるメンバーと協力し信頼することが大事。上がったり、下がったりはありますが、乗り越えて一致団結することができれば、可能性はもちろんあると思います。

 ――古巣の結果はやはり気になりますか?
 マ タイガースで過ごした6年はすごく大事だった。特別なので日本に対しての恩返しの心があります。素晴らしい6年間過ごせて、忘れることはない。タイガースのみなさんが家族に対していろいろやってくれたので、代わりに私は恩返ししたい気持ちがあります。

 川 あ~格好いい。

 ――今回来日されて、かつての同僚と会ったりは。
 マ 近く食事する予定ですね。

 川 タイガースのインスタグラムにアップされていた梅野選手とのツーショットがエモかったです。

 マ みなさんと久々に再会できるのは、うれしいですね。

 ――マートンさんが日本で一番アジャストに苦しんだ部分は?
 マ 通訳の大木(一仁)さんだったり、城島(健司)さんだったりがアジャストをサポートしてくれた。特に野球に関してはフォークを日本に来る前にあまり見たことがなかったから、アジャストしなければいけなかった。最初に来日した瞬間、カメラ、メディアがいっぱいで(日本は)野球を大事にしているのだなと感じました。沖縄キャンプ、甲子園でもファンのすごさを感じた。

 川 マートンさんが一番苦手だったピッチャーと得意だったピッチャーって誰ですか?

 マ アサオ(元中日の浅尾拓也)サンは苦手でした。ブルペンピッチャーとしてMVPも獲って。たくさん強いピッチャーとは対戦しました。(巨人の)菅野投手は好きでした。いつもヒットを打てたわけではないですが、菅野投手に対してはチャレンジしていた。

 川 楽しんでいたんですね。

 マ チヒロさんの中で今チャレンジはありますか?

 川 タイガースのお仕事を全部やりたいなと。今はスコアを書けるようにチャレンジしています。ちょっと難しいですけど。
=(3)につづく=

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