聖光学院、延長10回、4点差を跳ね返し逆転V 学法石川下し連覇達成 高校野球福島大会

2023年07月25日 15:13

野球

聖光学院、延長10回、4点差を跳ね返し逆転V 学法石川下し連覇達成 高校野球福島大会
<聖光学院・学法石川>サヨナラ勝ちで2年連続18回目の優勝を果たした聖光学院 Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念福島大会決勝   聖光学院11―10学法石川 ( 2023年7月25日    県営あづま球場 )】 聖光学院が延長タイプレークに突入した激闘を制し、学法石川を破って2年連続18回目の優勝を果たした。
 延長10回、4点を追う裏の攻撃。無死一、二塁から安打で無死満塁とし、2死球と敵失で1点差に詰め寄った後、4番・三好元気(3年)が左前打で同点。さらに1死満塁から6番・片山孝(同)が右犠飛を放ち、サヨナラ勝ちした。

 苦しい戦いだった。序盤から相手ペースで試合が進み、4回までは2―5。6回に一度は試合をひっくり返したが、8回に同点本塁打を被弾。延長10回には投手陣が粘れず、4点を失った。それでも諦めず、劇的勝利につなげた。

 昨夏の甲子園ではチーム初、福島県勢として51年ぶりの4強入りを果たした聖光学院。当時、2年生ながら正二塁手として活躍し、1回戦の日大三戦では逆転2ランも放った高中一樹(3年)。今年は主将としてチームをまとめながら、自身を高めてきた。この日も不動の「1番・遊撃」として仲間を鼓舞。2回、4回、6回と適時打を放ち、勝利への執念をみせた。

 苦しい試合をものにし手にした優勝。現チームは昨秋以降、県内公式戦では不敗の“絶対王者”として、堂々と甲子園に乗り込む。

 11年ぶりに県決勝の舞台に進んだ学法石川は、10―6とリードして迎えた延長10回に粘れず、24年ぶりの聖地には届かなかった。

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