【甲子園】履正社 「左二枚看板」増田&福田で仙台育英に対抗 多田監督「どれだけ投げてくれるか」

2023年08月16日 05:00

野球

【甲子園】履正社 「左二枚看板」増田&福田で仙台育英に対抗 多田監督「どれだけ投げてくれるか」
履正社・福田 Photo By スポニチ
 第105回全国高校野球選手権は15日、台風7号の影響で3回戦4試合が順延され、大会本部から外出自粛を要請された出場校はそれぞれ宿舎で静養した。代表取材に応じた履正社(大阪)の多田晃監督(45)は17日の仙台育英(宮城)との3回戦では「左二枚看板」を中心とした投手力で対抗する決意を示した。
 履正社・多田監督は「左二枚看板」の出来が勝敗を分けるとみた。あす17日の3回戦で対戦する仙台育英は2戦27得点と打線が好調。「非常に力強い打撃をしている。うちの投手陣がどれだけ投げてくれるかだと思う」。背番号1の増田壮と背番号10の福田幸之介(ともに3年)の左腕2人に期待を込めた。

 鳥取商との1回戦では増田が先発して7回無失点、高知中央との2回戦は福田が先発して6回2失点と力投。2戦連発中の森田大翔(はると=3年)ら攻撃陣は好調でも「仙台育英さんは投手陣がいい。ロースコアに持っていきたい。投手がいかに粘れるか」と守り勝つ野球を見据えた。

 エース・高橋煌稀(こうき=3年)を筆頭に最速150キロ超の投手を3人そろえ、大会屈指の投手力を誇る難敵。対する福田は最速151キロを誇り、「仙台育英さんは投手陣も安定している。直接対決で、どちらが上か、力試ししたい」と対決を心待ちにしている。

 台風7号の影響で15日以降の全試合が1日ずつ順延。福田は73球を投げた2回戦から中3日の間隔が空いたことで体力を回復させることも可能になり、多田監督は「昨年の優勝チームに気持ちで負けずにぶつかっていく」と意気込んだ。夏の甲子園では8連勝中の履正社と7連勝中の仙台育英がぶつかる大会屈指の好カード。甲子園大会では春夏通じて初対戦になる。履正社にとっては4年ぶり頂点への大一番と言っていい。ダブルエースで昨夏王者に挑む。 (河合 洋介)

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