【甲子園】慶応・清原勝児 出番なしも「しっかり準備して成長して次の戦いに挑みたい」

2023年08月16日 15:15

野球

【甲子園】慶応・清原勝児 出番なしも「しっかり準備して成長して次の戦いに挑みたい」
<広陵・慶応> 試合に勝利し、笑顔で挨拶に向かう清原(中央)ら慶応ナイン (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第10日・3回戦   慶応―広陵 ( 2023年8月16日    甲子園 )】 大会第10日の第2試合では、5年ぶり19回目出場の慶応(神奈川)が延長10回の激闘の末、6―3で今春のセンバツ4強の広陵(広島)に勝利。08年以来15年ぶりの8強入りを果たした。準々決勝では、沖縄尚学(沖縄)と対戦する。
 この日、出番がなかった、西武、巨人などで活躍した清原和博氏(55)の次男で慶応の勝児(2年)は「(今春)選抜で仙台育英さんにタイブレークで負けて、そのことを少しは思い出したんですけど、延末がヒットを打ったり、松井が延長を投げてくれていたんで、仲間を信じてベンチからみんなで声を出すことを徹底して、全員の勝利だったかなと思う」と笑顔。和博氏からは「悔いなく頑張ってこい」とエールを送られたことを明かし、「また次、短い時間ですけど、しっかり準備して成長して次の戦いに挑んでいきたいと思います」と表情を引き締めていた。

 清原は2年生だが1年留年しているため、これが最後の夏。初戦となった11日の2回戦、北陸(福井)戦は、9-0の7回に代打で登場。1ボール1ストライクからの3球目、真ん中付近の直球を強振し、痛烈な打球が左翼へ飛んだが、左翼手に捕球され結果は惜しくも左飛だった。今春の選抜では仙台育英戦でスタメン出場し、5打数1安打。2回にチーム初安打となる左前打を放ち、聖地で快音を響かせていた。

 この日の慶応は、初回2死二、三塁から延末藍太(3年)の左前2点適時打で2点を先取。3回1死二、三塁からは延末の二ゴロの間に3走・八木陽(3年)が生還し加点した。同点の無死一、二塁から始まるタイブレーク延長10回には、1死満塁から渡辺千之亮(3年)の二ゴロが相手失策を呼び込んで勝ち越し。2死満塁から延末が右前2点適時打して、この回3点を勝ち越した。

 投げては、2年生のエース右腕・小宅雅己は切れの良い直球と鋭いスライダーを武器に粘りの投球。得点に走者を背負いながらも、丁寧にコースをついて6回まで2失点に抑えた。7回に左腕・鈴木佳門(2年)が同点にされたが、9回から登板の右腕・松井喜一(3年)が好投し、勝利につなげた。

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