【甲子園】神村学園 夏初の決勝進出を懸けて仙台育英と大一番 勝てば県勢100勝 打って勝つ

2023年08月21日 06:15

野球

【甲子園】神村学園 夏初の決勝進出を懸けて仙台育英と大一番 勝てば県勢100勝 打って勝つ
取材に応じる神村学園の小田大介監督 (撮影 中辻 颯太) Photo By スポニチ
 夏初の決勝進出を目指す神村学園は20日、西宮市内で約2時間の最終調整を行った。勝てば春夏通算県勢区切りの100勝目で94年の樟南以来となる決勝進出となる。小田大介監督は「意識しています。鹿児島県のために勝ちたいです。負けないイメージは湧いています」と力を込めた。
 練習の大半を打撃に割いた。2台の投球マシンを通常よりやや前にセット。140~150キロ近い投手をズラリと並べる相手の速球対策を敢行した。1番としてチームを引っ張る今岡歩夢主将(3年)は「目を慣らすことができた。迷うことなく強いスイングができたら」と誓った。打線は4試合中3試合で2桁得点と振れている。小田監督は「ストライクを取りに来るボールを積極的にスイングができるか」とポイントを挙げた。

 指揮官にとって仙台育英は因縁の相手だ。指導者として2度目の甲子園となった15年の選抜1回戦で0―12の大敗。5回まで0―3の接戦だったが、1つの守備のミスから崩れ大差がついた。「私もまだ若かったので。采配だったり、甘かったと痛感させられた」と述懐。「ああいう敗戦を糧に、生徒とともに強くなれたかな」。手応えは十分ある。8年ぶりのリベンジの時は来た。(杉浦 友樹)

 ○…甲子園での宮城VS鹿児島は今回が春夏通算7度目。過去は春が鹿児島の2勝1敗、夏は宮城の2勝1敗で3勝3敗の五分。準々決勝以降での対戦は初めてだ。夏は89年に仙台育英が7―4で鹿児島商工に勝って以来34年ぶりの対戦。仙台育英と神村学園の対戦は、15年選抜で仙台育英が12―0で神村学園に勝利して以来8年ぶり2度目。

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