【甲子園】仙台育英・鈴木が中越え2ラン「1試合でも多く3年生と野球がしたい。狙い球絞った」

2023年08月21日 12:32

野球

【甲子園】仙台育英・鈴木が中越え2ラン「1試合でも多く3年生と野球がしたい。狙い球絞った」
<仙台育英・神村学園>3回1死二塁、中越え2ランを放ちガッツポーズを決める仙台育英・鈴木(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第13日・準決勝   仙台育英6―2神村学園 ( 2023年8月20日    甲子園 )】 大会第13日の準決勝第1試合では、昨夏に東北勢初の甲子園大会優勝を果たした仙台育英(宮城)が6―2で、初めて4強入りした神村学園(鹿児島)に勝利。2年連続の決勝進出を果たし、連覇に王手をかけた。
 6番・鈴木拓斗(2年)は3回に貴重な追加点となる今大会2本目のアーチを放った。2点を勝ち越して、なおも1死二塁となった場面で、バックスクリーン右に飛び込む中越え2ランだ。

 3回戦の履正社(大阪)戦の2回に左越え2ランを放っており、今大会2本目の本塁打で、2年生の大会2本塁打は2019年の星稜・内山壮真以来4年ぶり。内山は準々決勝の仙台育英戦で2打席連続本塁打で記録していた。

 鈴木は、左翼の守備でも、5回2死二塁から大飛球を背走しながら好捕する活躍を見せた。試合後は「勝てて素直にうれしいです。1回戦からずっと強豪チームと当たっていて、一戦必勝で勝ててきてよかったと思います」と白い歯を見せた。そして、本塁打について「負けてしまうと3年生と野球ができなくなってしまうので1試合でも多く3年生と野球がしたいので、そのために狙い球を絞って1本打てたんでよかったです。打った感触は少し詰まったかなと思ったんですが、うまく風に乗ってくれてよかったです」と話した。選抜大会以降、自身の長所の打撃を磨いてきたとし、夏の連覇に向けて「慶応さんも土浦日大さんも強豪なので、先制点を取ったら育英は強いので、先制点にこだわってやっていきたい」と表情を引き締めた。また、仙台育英の強みについて「1人1人の技術はもちろん高いんですが、チーム力もみんな仲良しで高いところです」とし、「決勝は育英らしく守備でリズムをつくり、先制点を取ってそのまま勝ち切りたい。自分のバットで先制点を叩き出して、夏連覇に向けて頑張りたい」と意気込んだ。

おすすめテーマ

2023年08月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム