【甲子園】土浦日大・塚原主将 慶応の大応援は「自分が応援されているように聞いた」「全員を味方に」結束

2023年08月21日 15:58

野球

【甲子園】土浦日大・塚原主将 慶応の大応援は「自分が応援されているように聞いた」「全員を味方に」結束
<慶応・土浦日大>泣きながら甲子園の土を拾う土浦日大・塚原(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第13日・準決勝   土浦日大0-2慶応 ( 2023年8月21日    甲子園 )】 初のベスト4に進んだ土浦日大(茨城)は慶応(神奈川)に競り負け、準決勝敗退となった。
 先発した背番号10・伊藤彩斗(3年)が3回途中1失点で降板も後を継いだ背番号1・藤本士生(3年)が粘投。7回1死三塁のピンチをしのぐなど、再三走者を背負いながらも踏ん張った。ただ、打線が相手先発・小宅雅己(2年)を攻略できず零敗。試合後は涙が止まらない選手もいた。

 試合後、主将の塚原歩生真捕手は「2点に抑えて、得点はできなかったですけど、いい試合ができたと思います」としっかりとした口調で語った。

 悔しくないわけはない。涙を流しながら甲子園の土を集めた塚原。しかし「凄く自分たちの意見を取り入れてくれる監督さんの下、6割ぐらいは自分たちの意見を取り入れてくれた。そして苦しくて泣きだしそうな練習もみんなで乗り越えて、その結果がベスト4になったと思う。2年半、本当によく自分に付いてきてくれた」と最高の仲間たちと小菅監督に感謝の思いを口にした。

 予想通りの慶応の大応援。「自分が応援されているように聞いていたので…。素晴らしい応援で、さすが伝統校だな、と」と、委縮してしまいそうな相手の応援を自分たちの力に変えていたことを明かした塚原。その考えはチーム全体で考えていたことで「(甲子園にいる)全員を味方にするっていうのが一番いいことだと思ったので。それを本当にできたかなと思います」と胸を張った。

 小菅勲監督も慶応の凄まじい応援を振り返り「(2失点だったが)5、6(失)点の内容ですよね。もしかしたら、あの応援とこの雰囲気なら、気持ちの弱いチームだったらコールドゲームですよ。それを2点で抑えたのですから、防戦一方でしたけどよく頑張ったと思います」と振り返っていた。

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