カブス・鈴木誠也 4試合ぶり会心12号本塁打で連勝に貢献 チームは今季最多タイ貯金5でPO圏内維持

2023年08月21日 05:22

野球

カブス・鈴木誠也 4試合ぶり会心12号本塁打で連勝に貢献 チームは今季最多タイ貯金5でPO圏内維持
<カブス・ロイヤルズ>会心の当たりの今季12号を放ち、拳を握ってベースを回る鈴木(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   カブス4ー3ロイヤルズ ( 2023年8月20日    シカゴ )】 カブスの鈴木誠也外野手(29)が20日(日本時間21日)、本拠地シカゴでのロイヤルズ戦に「8番・右翼」でスタメン出場。4試合ぶりの12号本塁打で貴重な追加点をたたき出し、チームの連勝に貢献した。チームは今季最多タイの貯金5。鈴木の今季成績は打率・257、12本塁打、43打点となった。
 打った瞬間に確信した。打球の行方を見上げながら、ゆっくりと一塁へと踏み出す。左翼席への着弾を見届けると、笑みがこぼれた。1-2の5回2死、通算69勝右腕のロイヤルズ先発・ライルスの投じたスライダーを完ぺきに捉えた。打球は快音を残し、左翼席へと美しい放物線を描く。打球速度104・2マイル(約167・7キロ)、飛距離395フィート(約120・4メートル)、角度28度の完璧な当たり。本塁を踏みしめて戻ったベンチでは、満面の笑顔がはじけた。

 苦しい局面を乗り越え、少しずつ調子を戻してきた。不振のため、今月上旬は相手先発投手が右投手の場合は、スタメンを外れてきた。1日(同2日)のカブス戦から相手先発が右投手の試合は6試合連続でスタメン落ち。それでも、9日(同10日)のメッツ戦でスタメンに復帰すると、同戦から9試合で32打数11安打の打率・344を記録。着実に状態を上げてきた。

 チームは試合前の時点でワイルドカード圏内に位置。しかし枠の争いは大激戦を極めており、負けられない試合は続いていく。しびれる状況の中、復調を遂げてきた鈴木が打線のキーマンとなる。

おすすめテーマ

2023年08月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム