×

【甲子園】仙台育英・須江監督 5盗塁“足攻”に「本来の私たちの野球はこういう野球。積んできた野球で」

2023年08月21日 14:04

野球

【甲子園】仙台育英・須江監督 5盗塁“足攻”に「本来の私たちの野球はこういう野球。積んできた野球で」
<仙台育英・神村学園>2回1死一塁、仙台育英・尾形は二盗を決める(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第13日・準決勝   仙台育英6―2神村学園 ( 2023年8月20日    甲子園 )】 大会第13日の準決勝第1試合では、昨夏に東北勢初の甲子園大会優勝を果たした仙台育英(宮城)が6―2で、初めて4強入りした神村学園(鹿児島)に勝利。2年連続の決勝進出を果たし、連覇に王手をかけた。
 足を絡めた攻撃で勝利をもぎ取った。1点を追う2回、尾形樹人(3年)の二盗で1死二塁として登藤海優史(2年)の左前適時打で同点。3回は山田脩也(3年)の二盗で悪送球を誘って1死三塁とし、斎藤陽(3年)が三塁前にセーフティースクイズ(記録は野選)を決めて勝ち越し。さらに相手暴投と、鈴木拓斗(2年)の中越え2ランでこの回4点を勝ち越した。8回2死三塁からは橋本航河(3年)の中前適時打で加点した。

 計5盗塁の“足攻”について、須江航監督は、試合後「正攻法というか打と打では敵わない。最大級に警戒している黒木君があんなに早く出てきましたから、いままで偶然スチールやエンドランが出せるタイミングではなかったけど、本来の私たちの野球はこういう野球。積んできた野球で勝ちきろうという話をしていました」と話した。

 先発の相手捕手がこれまでと違ったことには「おそらく何かがあるから捕手が代わっているのだろうと。投力が低いとは思わなかったけど、使っている理由を考えれば打撃なのかなという気がしたので、そういう予測はしていました。選手がいいスタート切りました。エンドランでもいいスタートを切っていたので」とし、「試合を通して走ろうと思っていた。リードできれば盗塁死が重い展開になる可能性がある。塁上のアウトは試合の流れが変わる可能性がある。リードできればもう1度さじ加減を見直して、相手が嫌がっているならやりますし、そうでなければフリーヒッティングというか、簡単に送るか、そこを見極めたいと思っていた」と説明した。

おすすめテーマ

野球の2023年08月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム