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【甲子園】土浦日大・藤本 慶応のスタンド「他の試合とは違う迫力のある応援だった。そこも含め楽しめた」

2023年08月21日 16:13

野球

【甲子園】土浦日大・藤本 慶応のスタンド「他の試合とは違う迫力のある応援だった。そこも含め楽しめた」
<慶応・土浦日大>5回2死満塁、ピンチをしのいで雄たけびを上げる土浦日大・藤本(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第13日・準決勝   土浦日大0-2慶応 ( 2023年8月21日    甲子園 )】 初のベスト4に進んだ土浦日大(茨城)は慶応(神奈川)に競り負け、準決勝敗退となった。
 先発した背番号10・伊藤彩斗(3年)が3回途中1失点で降板も後を継いだ背番号1・藤本士生(3年)が粘投。7回1死三塁のピンチをしのぐなど、再三走者を背負いながらも踏ん張った。ただ、打線が相手先発・小宅雅己(2年)を攻略できず零敗。試合後は涙が止まらない選手もいた。

 試合後、藤本は決勝進出を逃したが「準決勝、甲子園、慶応さんという最高の相手で。自分は悔いはないかなと思います。県大会からたくさんの人に応援してもらった大会だったので。まずは感謝の気持ちが思い浮かびます」と語った。

 藤本との主なやりとりは以下の通り。

 ――登板した3回は。

 「前回の試合同様、流れがこっちに向いていない状況だった。強気に攻めて流れを持ってこようと思いました」

 ――相手の強打者をチェンジアップで。

 「ずっと昔からやっていた攻め方だった。最後は全部出し切って抑えてやろうと思いました」

 ――5回のピンチは。

 「攻めることは変わらなかった。攻めた結果だと思います」

 ――ここもチェンジアップだった。

 「1年間通して決め球として、自信を持って投げてきた球だったので。最後も自信を持って投げました」

 ――2失点目のシーン。

 「チェンジアップで取られるんだったら納得。そこに関しては悔いはないです」

 ――甲子園で得たもの。

 「マウンド立っているところで、ファンの皆さん、チームメートが全力で応援してくれる。自分も何か結果で恩返しがしたいと思っていました。きょうまで応援してくれた人には感謝しています」

 ――慶応の応援。

 「他の5試合とは違う迫力のある応援だったんですけど、そこも含めて楽しめたのかなと思います」

 ――勝ち上がりの要因。

 「打線の援護が大きかった。応援が凄くて、いい勢いを持ってきてくれたり、独特な雰囲気を甲子園からつくってもらった。アルプスの力も合わさったいい試合だった」

 ――背番1が似合う男になったのでは。

 「監督さんには一番大事な場面で新チームからずっと任せてもらって、今日も途中から大事な場面で任せてもらったので。最後、優勝に導ける投手にはなれなかったですけど、ここまでしっかり投げ切れたのは、後輩にもいい財産を残せたんじゃないかなと思います」

 ――背番号1での甲子園。

 「何回投げてもいいような場所でたくさん成長させてもらいましたし、たくさんの相手とやって自分の良さ、修正点が見えてきた。今後に役立てていきたい」

 ――今後の進路については。

 「まだはっきりは決まっていないんですけど、野球は続けるので。甲子園で得た知識、雰囲気を忘れずにこれからも頑張っていきたい」

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