カブス・鈴木誠也 4試合ぶり12号本塁打 今季出場100試合目で会心の一発

2023年08月21日 04:38

野球

カブス・鈴木誠也 4試合ぶり12号本塁打 今季出場100試合目で会心の一発
<カブス・ロイヤルズ>会心の当たりの今季12号を放ち、拳を握ってベースを回る鈴木(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   カブス-ロイヤルズ ( 2023年8月20日    シカゴ )】 カブスの鈴木誠也外野手(29)が20日(日本時間21日)、本拠地シカゴでのロイヤルズ戦に「8番・右翼」でスタメン出場。5回の第2打席に4試合ぶりの12号本塁打を放った。今季100試合目と節目の試合で会心の一発を記録した。
 打った瞬間に確信した。打球の行方を見上げながら、ゆっくりと一塁へと踏み出す。左翼席への着弾を見届けると、笑みがこぼれた。鈴木が一振りで貴重な追加点をたたき出した。

 1-2の5回2死、通算69勝右腕のロイヤルズ先発・ライルスの投じたスライダーを完ぺきに捉えると、打球は左翼席へと美しい放物線を描いた。打球速度104・2マイル(約167・7キロ)、飛距離395フィート(約120・4メートル)、角度28度の完璧な当たり。本塁を踏みしめて戻ったベンチでは、満面の笑顔がはじけた。

 苦しい局面を乗り越え、少しずつ調子を戻してきた。不振のため、今月上旬は相手先発投手が右投手の場合は、スタメンを外れてきた。1日(同2日)のカブス戦から相手先発が右投手の試合は6試合連続でスタメン落ち。それでも、9日(同10日)のメッツ戦でスタメンに復帰すると、10号本塁打を含む3安打と活躍。以降、5試合連続安打を記録するなど、本来の打撃に近づけてきた。

 チームは試合前の時点でワイルドカード圏内に位置。しかし枠の争いは大激戦を極めており、負けられない試合が続く。しびれるような状況の中、復調を遂げてきた鈴木が打線のキーマンとなる。

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