【落合×赤ヘル対談】山本浩二氏「それを自慢したくて…」　落合氏との対談の最後に話したこと

2023年08月22日 17:10

野球

【落合×赤ヘル対談】山本浩二氏「それを自慢したくて…」　落合氏との対談の最後に話したこと — 収録に臨む落合博満氏（左）と山本浩二氏（撮影・沢田明徳） Photo By スポニチ

　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が22日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「博満の部屋」の第3回目として、広島一筋でプロ野球歴代4位の通算536本塁打を放ち、“ミスター赤ヘル”と称された山本浩二氏（76）をゲストに招いて対談を行った。

　2人の記憶によると、落合氏が中日監督最後の年となった2011年以来の再会だった。4回にわたって配信された対談は今回が最終回。動画の最後に、落合氏が「今回はどうでしたか？」と聞くと、浩二氏は「（対談は）楽しかったよ」と話した。

　「あれ、覚えてる」と浩二氏。「始球式でワシがホームラン打ったの」と切り出した。1999年6月27日の広島―巨人戦（広島市民）の試合前のことだった。「あの当時、レジェンドが毎試合、始球式やったのよ。前の日が雨で中止だったの。それで出る予定だったのが、次の日の試合（の始球式）が金城(基泰)だったの、ピッチャーが。じゃあ、お前が投げて、ワシが打つから言うて。それで始球式で1球見逃して、2球目をレフトスタンドに打ったのよ」と話すと、落合氏は「それ覚えてる」と呼応した。浩二氏によると、落合氏はこの試合をテレビの解説を務めていたという。

　当時は52歳だった。衰えぬパワーに「それがワシ、自慢したくてね。年はナンボやったのかな」と笑った。「またどっかの機会でおいでください」と話した落合氏に「えぇ、またやるの？」とおどけた浩二氏。最後の最後まで和やかな対談となった。