ソフトBの育成1年目・岡植は伸びしろの塊 来季2軍定着、支配下登録へ順調に成長

2023年08月22日 07:05

野球

ソフトBの育成1年目・岡植は伸びしろの塊 来季2軍定着、支配下登録へ順調に成長
筑後ファーム施設でシャドーピッチングを繰り返すソフトバンク・岡植 Photo By スポニチ
 毎週火曜日に掲載している、ソフトバンクのファーム情報「筑後鷹」。第42回は育成1年目の岡植純平投手(19)に注目した。高校1年の時に内野手から投手に転向。投手としての経験はまだ浅いが、4軍戦で好投するなど頭角を現している。目指すは来季の2軍定着、その先にある支配下登録。伸びしろたっぷりの右腕が成長ロードを突き進む。
 順調に成長のステップを踏んでいる。岡植は4月11日の四国アイランドリーグPlus香川との4軍交流戦で実戦デビューし、自己最速を1キロ更新する146キロをマーク。投げるたびにピッチングの安定感が増し、8月11日の宮崎サンシャインズ(ヤマエグループ九州アジアリーグ)戦では先発して6回を1安打無失点と好投。「いつもよりいい感じで投げれた」と笑みを浮かべながら振り返った。

 無限の伸びしろを秘めている。元々は内野手で投手を本格的に始めたのは兵庫・飾磨工1年の秋。3年夏にはエースナンバーを背負い、2回戦で優勝した社を相手に5失点して敗れたが、10三振を奪って注目を集めた。入団後は「出力が上がってきている」。球速がさらに増し、直球の最速は148キロまで伸びた。

 プロに入って筋力トレーニングに力を入れた。「高校ではそんなに筋トレをしていなかった。今は重量を上げてのトレーーニングもやっている。上半身よりは下半身の方を意識している」。高校時代はスクワットマシンを50キロに抑えていたが、現在は90キロまで上げて強化中。下半身がどっしりとしてきた。

 先日にはファームで再調整中の東浜から刺激を受けた。「“狙ったところに投げるための体の使い方をしている”という東浜さんの話を聞いて、自分でも取り入れようと意識している。キャッチボールとか見てても東浜さんは全然ぶれない。ずっと同じところに投げれていた」。球威アップに加え、大先輩を手本にコントロールにも磨きをかけている。

 変化球は高校時代はスライダーが最大の武器だったが、入団してカットボールの精度が上がった。今後の目標はまずは2軍で結果を出すこと。その先に支配下昇格があると考えている。“伸びしろの塊”は「ピッチャーとして吸収する部分がまだ凄くある。ホークスはレベル高い人ばっかりなんで。いい部分だけ吸収して、自分のために生かしたい」と目を輝かせた。 (森 寛一)

 ◇岡植 純平(おかうえ・じゅんぺい) 2004年(平16)7月10日生まれ、兵庫県出身の19歳。小1でソフトボールを始める。飾磨工では甲子園出場なし。直球の最速は148キロ。変化球はカーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップを操る。1メートル77、71キロ。右投げ右打ち。

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