ソフトB又吉「負けてられない」腰、膝を痛めても1軍に居続ける“コンちゃん”の凄さ

2023年08月22日 07:05

野球

ソフトB又吉「負けてられない」腰、膝を痛めても1軍に居続ける“コンちゃん”の凄さ
8月5日、日本ハム戦で今季初勝利球を持って3安打5打点の近藤(右)と喜ぶ(又吉広報撮影)
 【ソフトバンク又吉広報の撮れたて直行便】7月25日の1軍再昇格から約1カ月が経ちました。9回や回またぎで投げていても状態は変わらずにいいです。でも、それに満足すると落ちてきます。1度でも打たれたら、終わりと思っています。投げる場所がないので。1球1球が勝負と思って準備をしていますし結果、零封で良かったではなく、0点に至る経緯を整理し続けながらやっています。
 8月5日の日本ハム戦(エスコン)。5―6の5回から、回またぎを任されました。ああいう追いつきそうで、追いつかない状況でのまたぎ登板を、一番大切にしたいと思っていました。結果的に野手がひっくり返してくれたんで、流れを切らないように意識をして投げられましたね。

 2回1安打零封で今季初勝利を挙げました。6回に勝ち越し2ランを放ったのが、コンちゃん(近藤)。写真は3安打5打点と大活躍した試合後です。コンちゃん、有原は年下なんですが凄い。負けてられないと思います。

 僕も、コンちゃんもFAで加入。僕は去年負傷(右足甲骨折)で離脱してしまいましたが、コンちゃんは移籍1年目で腰、膝を痛めても1軍に居続ける。そこに凄さがある。

 走れなくてDHが続いたとき。ゴロを打ってただアウトではなく、打球を打ち上げに行っているなと思いました。そういうところですね。自分のできることの最大限を、頭を使って考えてやっている。投手も同じと思う。調子悪いから抑えられませんでした、ではなく調子が悪くても粘る。最低限の仕事をして戻る。そういうところにつながると思う。

 僕も相手の嫌がるシュートを投げる。インコースに投げる。打者の足元を動かす。嫌なコースに投げることが、自分のやれること。チームのために最大限。コンちゃんの姿は刺激になっています。

 場内の表示で148キロ、スピードガンでは最速149キロは出ています。出力も上がってきています。これからさらに実感できると思う。ただ、それがボール球じゃないように。それがストライクゾーンだったり、ファウルだったり。結果が伴っていけば、一番いいかなと思っています。

 リーグ戦も終盤に入りました。前半戦でやってきてくれた投手たちのプライドもあるとは思いますが、プライドだけで投げていては限界が来る。そんなときに、どんな場面でも気持ちの整理をしながら準備していたいと思います。きっちりとこなせるように。残り15試合は投げたいな、30試合登板はいけるかな。チームのために頑張ります。(ソフトバンク投手)

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