【吉田正尚と一問一答】全力で駆け抜けたメジャー初年度「曜日感覚もないような感じであっという間だった」

2023年10月02日 04:35

野球

【吉田正尚と一問一答】全力で駆け抜けたメジャー初年度「曜日感覚もないような感じであっという間だった」
今季最終戦前、シーズンを振り返った吉田正尚選手 (撮影・杉浦大介通信員) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   レッドソックスーオリオールズ ( 2023年10月1日    ボルチモア )】 今季最終戦が行われる10月1日(日本時間2日)、レッドソックスの吉田正尚外野手(30)が敵地でのオリオールズ戦前にメディア対応し、メジャーでの1年目となった今季を振り返った。
 吉田はここまで打率.288、15本塁打、72打点。ア・リーグで打率5位の好成績を残し、充実したシーズンを過ごしたが、同時に反省点も見える貴重な時間だったようだ。この日も「4番・左翼」でスタメン出場。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)から始まった長い1年を締めくくる。吉田との一問一答は以下の通り。

 ――今年を走り切り、今の気持ちは。

 「1年間、完走というか、しっかり上で戦うというところは一つ、まあ、自分の中では最低限のクリアはできたかなと思ってます」

 ――シーズン当初、恐れずにいろんなことに挑戦していきたいと話していたが、それはできたシーズンだったか。

 「やっぱり本当に新しい景色でしたし、新しい環境に臨むうえで、いろいろな迷いもありましたけれども、そういう時にも下を向くこともありましたけれども、なんとか良くなるために、もがいた1年だったかなと思います」

 ――初対戦の投手が多い中、調整は難しかったか。

 「日本のプレーしかしてないんでアレですけど、比べるとしたらやっぱりレベルというのはもちろん高いです。ピッチャー、野手も含めて、わかりやすくパワー、スピードだったりそういうところの一人一人のポテンシャルっていうのは、すごくグランドレベルで高く感じましたね」

 ――1年間プレーしてみて大変だったことは。

 「これもまた日本と比べちゃうとアレですけれども、移動も含めて、時差も、同じ国内でもこう時差があるっていう中で、もうアメリカは広いんだなってつくづく感じながら、本当に、なんか曜日感覚もないような感じであっという間に過ぎていたなっていう感じですね」

 ――予想よりできた部分は。

 「前半戦に関しては、数字に関してもあれ、行けるかなっていう。ただ、その行けるかがなんで行けるかなっていうのは分からずにやっていて、本当に日々良いのを出そうと思ってやってたんです。前半戦自分の中ではまずまず、いいところで折り返せたなと思っていたんですが、後半戦、西海岸の遠征からぐらいですかね、シアトルのあそこの遠征ぐらいから少し“あれっ”ていう感じがずっと続いて、体なのか技術なのかっていうところも含めて、疲れなのか分からないですけども、まあそこらへんからなかなか自分の思うようなパフォーマンスが出せなかった時は、まあ一つ、来年の課題なのかなとは今、感じます」

 ――こっちに来てよかったと感じたのはどういうところか。

 「ファンの方と近い球場っていうのも多いですし、演出ひとつにしても、スタンディングオベーションで立ったりとか、3-2でカウントが盛り上がったりとか、そこの緊迫感っていうのは、また日本の応援のスタイルとは少し違うのかなっていうのは感じましたね」

 ――新人王については。

 「本当にあまり新人を取るためにっていう感じではなかったので。ついてきたら賞としては嬉しいなってぐらい。本当にそこまでそこに執着をしてなかったです。新人王を獲るってイコール良い成績っていうことだと思いますので、そういう考え方でした」

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