オリオールズ・藤浪晋太郎　同学年・大谷の本塁打王獲得を称賛「二刀流そのものが凄い」

2023年10月02日 08:17

野球

オリオールズ・藤浪晋太郎　同学年・大谷の本塁打王獲得を称賛「二刀流そのものが凄い」 — オリオールズ・藤浪 Photo By スポニチ

【ア・リーグオリオールズ1－6レッドソックス（ 2023年10月1日ボルチモア）】オリオールズの藤浪晋太郎投手（29）が1日（日本時間2日）、本拠地でのレッドソックス戦にリリーフ登板。1回無安打無失点と好投した。日本選手初の本塁打王を獲得した大谷の活躍を心から称賛した

　0－2の5回から4番手としてマウンドに上がると、まずは先頭のウォンを97・1マイル（約156・2キロ）直球で遊ゴロ、続くバードゥーゴも96・9マイル（約155・9キロ）直球で遊飛に仕留めた。2死からレイエスを四球で歩かせ、暴投で得点圏に走者を進めたが、最後はターナーをスプリットで三ゴロに仕留めた。

　メジャー移籍1年目はアスレチックス、オリオールズの2球団で64試合に登板。7勝8敗2セーブ5ホールド、防御率7・18の成績で終えた。右腕は「1年目ですべてが経験でしたし、凄い良い経験が出来たなと思っています」と充実の表情で今季を振り返った。

　高校時代からライバル関係を築いてきた同学年の大谷が日本選手初の本塁打王を獲得した。「刺激とはまた違いますけど、単純に嬉しいですね」と率直な心境を口にする。投打二刀流でシーズンを戦い、その中でつかんだ、パワーが最重要視されるタイトルに「単純に凄いことだなと思います」と笑顔を見せる。「二刀流でやっていること、そのものが凄いかなと思います」と歴史的偉業を成し遂げた男に対する称賛は止まらなかった。（ボルティモア　杉浦大介通信員）