日米通算250Sのオリ・平野佳 39歳での達成に「おじさんなので大事に使ってくれた」中嶋監督に感謝

2023年10月02日 22:36

野球

日米通算250Sのオリ・平野佳 39歳での達成に「おじさんなので大事に使ってくれた」中嶋監督に感謝
<オ・日>日米通算250セーブを達成した平野佳を迎える中嶋監督(右)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス3ー0日本ハム ( 2023年10月2日    京セラD )】 オリックスの平野佳寿投手(39)が2日、本拠地京セラドームで行われた日本ハム戦の9回に登板。1回を無失点に抑え、チームは3-0で勝利。今季29セーブ目で、史上4人目となる記念すべき日米通算250セーブに到達した。
  3―0の9回に3番手として登板。名前がコールされると観客から大きな拍手が送られた。先頭の中島に右前打を許すも、田宮を二ゴロ、続く代打・加藤豪をフォークで空振り三振に抑えた。最後はマルティネスを一邪飛に仕留め、両腕を突き上げて喜んだ。ナインからはウオーターシャワーで祝福された。試合後の平野佳との一問一答は以下の通り。

 ――少し時間たった今の心境
 「いま普通な感じですけど、ここ数日間は試合数も少なくなって、監督には冗談で来年のモチベーションやと言っていたけど、僕の中では今季で決めたい気持ちが強かったので、ヤキモキしている1週間ぐらいでしたけど、最後ホームで決められたので、みんなに感謝したいです」

 ――史上4人目
 「でも、さっきロッカーで、ラオウが岩瀬さんが400とか佐々木さんが380とか、高津さんでも300なんぼと言っていて、それは無理やと言った。上の方はレジェンドすぎる方々で、僕なんか足下にも及ばないと思いますけど、節目という250というので、4人の中に入れたのはうれしいです」

 ――選手からの声は
 「おめでとうと言ってもらいました」

 ――本拠地で達成
 「凄いうれしかったですね。いままで節目が全部ビジターだったので。ビジターに来てくれたお客さんに喜んでもらえたのは、それはそれで良かったですけど、長い時間やってもらえたのはうれしいことなので。本拠地でファンのみなさんが多いので、その前で達成できたのは本当に良かったです」

 ――米国の経験
 「米国に行ったら、みんな球が速くなると聞いていたのに全然速くならなかった。逆に僕はフォークの精度とか大切さを身につけた。でも帰ってきたら、米国人とタイミングが全然違った。でもフォークでストライク取ったり、空振り取ったりするのを見つけたというか。米国はフォークがいいとなったら全部フォークしか出してこなかったので、配球とか関係なかったので。勝手に身についたのもあったかもしれないですけど、それは向こうにいってよかったなと思います」

 ――年齢に関係なく成績を維持
 「これは本当に中嶋監督、投手コーチのおかげだと思いますね。無理させないというところでズバッと言ってくれる、止めとこう今日はとか。その決断をスパッとやってくれるので、気持ちを切り替えたりできるので。本当に、たぶんおじさんなので大事に使ってくれたのだと思いますけど、感謝しています」

 ――マウンド上での考え方の変化
 「そこはあまり変わらないですけど、正直ちょっとした経験はあるので、少しは落ち着いて、焦らずに周りを見てできるようになったのではないかと思います」

 ――帰ってきてから3連覇
 「凄いやってやったという感じではないですけど、昔の方が70試合、60試合投げられた年が多かった。3年間40試合台しか投げられていない。正直セーブ数もうれしいですけど、試合数が一番だと思っている。それは変わらないですし。そこは悔しい部分もありまし、ケガして途中で抜けることも多々あった。まだまだだなと思います。少し手伝えたかなと思うぐらいです」

 ――名球会入り
 「想像もしていなかった。プロ入ったときは先発だったので、抑えではとは想像していなかった。支えてくれた今まで支えてくれた監督、スタッフ、選手のみんなのおかげだと思いますし、家族、ファンのみなさんに感謝して、支えがなければ達成できなかった。本当にありがとうございました」

 ――次の目標
 「日本一しかない。やっぱり250セーブ取りましたけど、そのうれしさもあるけど、日本一になったときのうれしさもよかったし、これは何回やってもいい。チームはもっと強くなるし、強くならないといけない。それに少しでも貢献できればいい。CS突破して日本一になれるようにするのが目標です」

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