日米通算250S達成のオリ・平野佳 歓喜のシャワー受け「グラブ濡らしてきたのでちょっと怒っています」

2023年10月02日 21:55

野球

日米通算250S達成のオリ・平野佳 歓喜のシャワー受け「グラブ濡らしてきたのでちょっと怒っています」
<オ・日>250セーブを達成し記念ボードを掲げる平野佳(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス3ー0日本ハム ( 2023年10月2日    京セラD )】 オリックスの平野佳寿投手(39)が2日、本拠地京セラドームで行われた日本ハム戦の9回に登板。1回を無失点に抑え、チームは3-0で勝利。今季29セーブ目で、史上4人目となる記念すべき日米通算250セーブに到達した。
 史上4人目の快挙を達成した平野佳はお立ち台で「本当に皆さんに助けられて…試合前に由伸が“今日やりましょうね”と言ってくれていたので、山岡と繋いでくれて、達成できてよかったです」と喜び。登板前は「オリックスで初めて敵チームを応援しましたね、8回。このままで…と。後にも先にも相手を応援するのは初めてだろうなと」と心境を明かし、球場の笑いを誘った。

 本拠地でオリックスファンの前での達成については「それが一番。みなさん凄い応援してくれますし、節目節目はビジターが多かったので良かったです。3点差あったので、走者を出してから粘って、同点にされないように投げました」と安堵していた。

 ここまでの道のりを振り返った平野佳は「打たれることもある。その次に切り替えるのは難しいですけど、次の一歩を踏み出せた、それの積み重ねでここまでこれた。あとは丈夫に産んでくれた両親に感謝したいです」と感慨。3連覇を果たしたチームについては「僕が帰ってくるときから強いチームになると思って、それが現実になった。若い選手が由伸中心に頑張ってくれている。戻ってきてよかったと思います」とコメントした。

 試合終了直後には、ナインから歓喜のウオーターシャワーを受け、「ああいう祝福を受けたのは初めてだったのでね。ここからCSがあるのに僕の大事なグラブを濡らしてきたので、それはちょっと怒っていますけど、最後にマーゴ(ゴンザレス)選手がめちゃくちゃきれいにふいてくれたので。残りのシーズン、ポストシーズンも頑張っていきたい」と笑顔で語った。

 最後には「いつも応援ありがとうございます。250セーブ達成しましたけど、まだ引退するつもりはないので、ここから一つでも伸ばせるように。若い子たちに負けないように頑張っていきたいと思います」と現役続行を宣言し、力強く締めくくった。

 39歳6カ月での250セーブ到達は最年長記録で、名球会入りの条件も満たした。これは、球団では阪急時代の83年に通算2000安打を放った福本豊以来、89年にオリックスとなってからは初の快挙となった。

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