Rソックス・吉田正尚 日本選手初の本塁打王獲得の大谷に脱帽「みんなから認められている」

2023年10月02日 07:25

野球

Rソックス・吉田正尚 日本選手初の本塁打王獲得の大谷に脱帽「みんなから認められている」
レッドソックス・吉田正尚(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   レッドソックス6ー1オリオールズ ( 2023年10月1日    ボルチモア )】 レッドソックス・吉田正尚外野手(30)が1日(日本時間2日)、今季最終戦となった敵地でのオリオールズ戦に「4番・左翼」でスタメン出場。メジャー移籍1年目を振り返るとともに、日本選手史上初の本塁打王を獲得したエンゼルス・大谷の野球への取り組みに脱帽した。
 充実のシーズンだった。開幕からコンスタントに安打を積み重ねてチームに貢献。前日9月30日の試合で07年のダスティン・ペドロイアを抜き、球団新人最多となるシーズン50度目のマルチ安打を記録した。プレーオフ進出こそならなかったが、打率・289、15本塁打、72打点と安定した成績をマーク。「やっぱり本当に新しい景色でしたし、新しい環境に臨むうえで、いろいろな迷いもありましたけれども、そういう時にも下を向くこともありましたけれども、なんとか良くなるために、もがいた1年だったかなと思います」とシーズンを振り返った。

 日本選手として初めての本塁打王を獲得した大谷には、同じ野手目線として尊敬の念しかない。「実際にプレーしてみて、野手一本でもうこれだけキツいですから」と投打二刀流を貫いたうえでのタイトルに脱帽。そのうえで「先発して、DHですけれども毎日試合に臨むっていうのは多分、誰も経験したくてもできないですし、準備の部分だったり、ケアの部分だったりというのは人よりも多く考えて、野球に対して真摯に取り組んでいるからだと思いますね。その結果だと思います」と改めて凄さを口にした。

 大谷は常に進化している。だからこその結果だと吉田は強調する。二刀流について「最初からできたわけじゃないでしょうし、彼もこうしてキャリアを積んでいく中で、本当に証明していってるっていうところは本当にすごい」と言う。「同じ日本人としてプレーしてますけど、どこの球場に行っても歓声が凄いですし、そういうのは感じますね。もうみんなから認められている」。来季は今季よりも大きな声援を受けられる選手になるため、吉田は鍛錬のオフに入る。(ボルティモア 杉浦大介・通信員)

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