ロッテ・沢田 益田代役でプロ初セーブ TJ手術、戦力外乗り越えた苦労人が離脱者続出のチーム救った

2023年10月02日 05:20

野球

ロッテ・沢田 益田代役でプロ初セーブ TJ手術、戦力外乗り越えた苦労人が離脱者続出のチーム救った
<ロ・西>9回、勝利を決めてガッツポーズの沢田(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ3-2西武 ( 2023年10月1日    ZOZOマリン )】 ロッテの危機を、どん底からはい上がった男が救った。3―2の9回。守護神・益田の代役を務めたのは沢田だった。先頭・古賀に左前打も、1死後に岸を二ゴロ併殺打。負けられない試合の最後を締め、チームは約1カ月ぶりの連勝で勝率を5割に戻した。
 プロ7年、通算142試合目での初セーブ。「投げていればいつかは来る。(喜びは)あんまり…」と笑った。昨年6月に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、オフにオリックスを戦力外に。育成契約で拾われたロッテでブルペンを支える貴重な一人になった。

 リーグ2位の36セーブの益田が体調不良でこの日、特例2023適用で出場登録を外れた。9月22日以降、11人目の特例抹消と悪い流れは続く。「みんなでカバーしないと。今日は僕ができて良かった」と守護神の凄みを肌で感じてきた沢田は負けじと腕を振った。

 4位ながら上位2チームとは0.5差。吉井監督は「誰とは決めず、みんなで」と益田の穴を埋める考えだ。その筆頭が沢田。勝ち抜けば古巣オリックスがCSファイナルSで待つ。「ここまで来たら、とことん勝つ!」。代役守護神の力強い勝ちどきが響いた。(鈴木 勝巳)

 ▼ロッテ・岡(1点を追う7回2死満塁で代打起用され逆転の2点左前適時打)役割をしっかりやることだけを考えている。この1勝は凄く大きい。

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