ドジャース・大谷VSパドレス・ダル!20日開幕戦で初対決 日本が誇る両雄韓国でついに激突

2024年03月13日 02:00

野球

ドジャース・大谷VSパドレス・ダル!20日開幕戦で初対決 日本が誇る両雄韓国でついに激突
笑顔で「MLBネットワーク」の取材に応じる(左から)フリーマン、大谷、ベッツ(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 大リーグでドジャースとパドレスが20、21日に韓国ソウルで対戦する開幕シリーズの先発投手が11日(日本時間12日)に発表され、パドレスのダルビッシュ有投手(37)の開幕戦登板が決まった。昨年9月の右肘手術の影響で打者に専念するドジャースの大谷翔平投手(29)と、日米を通じて初めての対戦で2024年の幕を開ける。ド軍の山本由伸投手(25)は第2戦の先発と発表された。
 昨年のベースボールシーンは、3月のWBC決勝で最強米国打線相手にダルビッシュと大谷が演じた黄金リレーで幕を開けた。24年はその両雄の激突から始まる。日米を駆け巡ったビッグニュースをよそに、大谷は自身の調整に専念した。予定通りオープン戦は欠場し「MLBネットワーク」の取材や室内調整、理学療法士による治療も受け早々に帰路に就いた。

 WBCで侍ジャパンを3大会、14年ぶりに世界一に導いてから1年。韓国ソウルで初開催の開幕戦で、ダルビッシュは2年ぶりの大役を担うことが決まった。日本ハムで同じ背番号11を背負った先輩、後輩の日米通じて初対決。元ヤンキース・田中将(現楽天)に並ぶ日本投手最多となる4度目の栄誉にダルビッシュは「(大谷との対戦は)もちろん楽しみ」としながら「ドジャース全体と対戦するのが先。他のいい選手も含めて、勉強して臨みたい」。柔和だった表情を引き締めた。

 日本ハムにダルビッシュは05~11年、大谷は13~17年に在籍した。15、16年には合同自主トレを行うなど交流は深く、ともにWBC優勝の立役者となった。大谷が特に影響を受けたのが体づくりだ。「栄養面、トレーニングを含めて、正しい練習をどれだけこなせるか重点的にやっていて、凄く勉強になった」。15年オフに初めて体重が3桁の大台に乗ったのも、ダルビッシュのおかげだった。

 この日のダルビッシュは開幕前最後の登板となるマリナーズ戦に先発した。4回、58球を投げ3安打1失点にまとめて勝利投手となった。直球の最速は95マイル(約153キロ)止まりで空振りも少なかったが「カーブや速いカットボールとか、投げながらシーズンのような修正ができた」と大谷より一足早く最終調整を終えた。

 長く、ア・ナ別リーグに分かれ機会がなかった2人の、対戦が最も近づいたのは21年9月8日。インターリーグ(交流戦)でダルビッシュが当時大谷が所属したエンゼルス戦で先発した。この直前に大谷は「(プロ入り前から)一番大好きだった投手。対戦したい気持ちもある」と話していたが、当時はDH制のないナ・リーグ主催試合で代打待機のまま出番が訪れなかった。

 大谷は渡韓前最後の12、13日(日本時間13、14日)のオープン戦で総仕上げに入る。北海道から世界に羽ばたいた両雄の対決が、いよいよ実現する。

 ≪これまでの大谷とダルビッシュ≫☆WBC球の助言 大谷が17年3月のWBCに向けた自主トレで、滑りやすいWBC球を使用。当時レンジャーズのダルビッシュから「気にするな」と助言を受けた。その後、右足首痛でWBC辞退が決まり、キャンプ地でダルビッシュから声を掛けられる場面も。

 ☆格闘技トレ 17年1月2日にダルビッシュがSNSで大谷、杉谷との自主トレを報告。元レスリング世界王者の聖子夫人からマット運動の指導を受け、ミット打ちに励む姿が公開された。

 ☆豪華リレー 23年3月のWBC準々決勝・イタリア戦で大谷が先発、ダルビッシュが4番手で登板。決勝・米国戦はダルビッシュが6番手、大谷が7番手でつなぎ世界一に。

 ▼ドジャース・グラスノー(レイズ時代の21年以来、3年ぶり2度目の開幕投手)違う国に行って何もかも違う環境だと思うけど、できるだけ同じルーティンを続けようと思う。普段通りを心がけたい。

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