巨人・阿部監督　4回2失点の菅野に「どうだろ、もうちょい真っすぐをゾーン内に投げてほしいなと」

2024年03月13日 22:29

野球

巨人・阿部監督　4回2失点の菅野に「どうだろ、もうちょい真っすぐをゾーン内に投げてほしいなと」 — ＜ソ・巨＞2回を終えた菅野（左）と大城卓バッテリー（撮影・西川　祐介） Photo By スポニチ

【オープン戦巨人3―2ソフトバンク（ 2024年3月13日ペイペイD ）】巨人がソフトバンクに逆転勝利を収めオープン戦の勝率を5割とした。

　2月24日・広島戦以来の先発となった菅野は、初回と3回に1点を失うなど4回72球を投げ5安打2失点。打ってはこの日から1軍に合流した梶谷が6回に古川からソロを放ち1点差にすると、8回には泉口が右前打、梶谷の代打で打席に立った吉川が死球、日本ハムから巨人にトレード移籍し、チームに合流したばかりの郡が振り逃げで満塁のチャンスをつくると、重信が中前に逆転の2点適時打を放った。

　投手陣はラモスが1イニング、メンデスが4イニングを無失点に抑え1点のリードを守り抜いた。

　試合後、阿部慎之助監督（44）は梶谷の復帰即となる一発に「さすがだなと思って見てました」と18年目を迎えるベテランを称賛。「もちろんね、レギュラー目指してやってるんだろうから。ま、そうなってほしい」と期待を口にした。

　逆転の中前2点適時打を放った重信については「そうだね」と冷静に反応し、さらなる外野手争い激化に「まあ、いい悩みが増えたなと思うし、ちゃんと2軍でいい調整してくれてたんだなって、よく分かりました」と語った。

　4回2失点の菅野については「うん、まあ、ゾーン内で勝負できていたんだけど。どうだろ、もうちょい真っすぐをゾーン内に投げてほしいなと。結構いい当たりはほとんど変化球だからね。相手がどう自分のことを思ってるかというのをもうちょいね、分かって投げられたらいいなと思うし、まあ内容自体は全然悪くないし、要所でちゃんと粘ったりもできているので、今日、真っすぐ一番速かったんじゃないかな」と振り返った。

　佐々木のアピールに「素晴らしいよね」とうなずいた指揮官。ラモスの投球については笑顔を見せながら「変化球1球見たかったんだけど（笑い）。だけどね、よみうりランドで会った時も、チャンスをあげるから頑張っといてねって言ったし、2軍では1つもクイックしたことなかったらしいんだけど。あの、ま、1・0いくつで投げられるんだなと思って。小林選手が言ってましたね“1つもしてなかったのに”って。札幌でもう1回チャンスをあげようかなと思ってる」。

　外野手争いに、先発ローテーション、そして中継ぎ陣。開幕までに戦力をしっかり見極めていく。