阪神・梅野 開幕マスクまた前進「全体的に強度を上げてできた」投げて、打って、捕って回復アピール

2024年03月13日 05:15

野球

阪神・梅野 開幕マスクまた前進「全体的に強度を上げてできた」投げて、打って、捕って回復アピール
スローイング練習で鋭く送球する阪神・梅野(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 開幕マスクへまた前進した。右肩の肉離れでリハビリ中の阪神・梅野が12日、甲子園の室内練習場で2軍の残留練習に参加。攻守に回復をうかがわせる動きを披露した。
 「(送球も含めて)全体的に強度を上げてできたし、今まで以上のことができた。(攻守)トータルで確認できるようなことも全部できた」

 あいにくの悪天候も背番号2の復帰への道筋には“晴れ間”が差し込んだ。9日にキャッチボールを再開し休日明けとなったこの日も故障後では最長となる40~50メートルの距離でキャッチボールを敢行。肩を温めるとプロテクター、レガースを装着しブルペンへ走った。

 ちょうど1軍残留組の投手が投球練習を行っており、ゲラ、加治屋、才木の3投手を順番に捕球。ブルペンで本格的な捕球を行うのは故障後初めてで「受けるということも大事になってくる。3人回って捕りました」と感覚を取り戻すようにミット音を響かせた。

 その後は、打撃投手を相手に約40分間の打ち込みも敢行。納得いくまでバットを振り込むと再びミットを手にして本塁から二塁への送球を想定するように低く、強い軌道のボールを投げ込んだ。「強度を上げて結構、投げられた」。室内練習場では締めのメニューとなったブロッキングの練習までみっちり約3時間汗を流すと、その後は鳴尾浜球場に戻ってトレーニングも行った。

 実戦復帰時期は未定ながら、岡田監督は送球面さえクリアすれば1軍に招集し、開幕1軍メンバー入りも想定。11年目の32歳も「そのへんを考えながらやる」と言葉に力を込めた。

 「(今週で強度的に)キャッチャーのスローまでできたらいいなと」。昨年まで8度かぶっている開幕マスクではチームを6度勝利に導いている。「3・29」をはっきりと見据える扇の要が復帰への道を歩む(遠藤 礼)

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