日立製作所のルーキー・吉川海斗が大暴れ 先頭打者弾含む3安打1打点

2024年03月13日 18:58

野球

日立製作所のルーキー・吉川海斗が大暴れ 先頭打者弾含む3安打1打点
<日立製作所・JR東日本東北>初回、先頭打者本塁打を放ち、明るい表情でベースを1周する日立製作所・吉川(撮影・木村 揚輔)  Photo By スポニチ
 【JABA東京スポニチ大会第4日Dブロック   JR東日本東北5―4日立製作所 ( 2024年3月13日    神宮 )】 日立製作所は延長10回タイブレークにまでもつれた接戦を落とし、今大会を1勝2敗で終えた。しかし、期待のルーキー・吉川海斗外野手が、慶大時代に何度も激闘を演じてきた神宮で輝いた。
 大学時代と同じ1番打者として左打席に入った初回、吉川がいきなりみせた。相手先発マウンドには慶大時代の同級生・谷村然投手。「ずっと一緒にやっていたので不思議な感覚はありましたが、まさか対戦できると思っていなかったのでうれしかったですね」。4年間、苦楽をともにしてきた盟友相手でも、18・44メートル離れた敵となれば容赦はしなかった。

 「なんとなく攻め方とかも分かっていましたし。読み通りでした」。1ストライクからの2球目、低めの直球を思い切り引っ張り込むと打球は右翼スタンドへ消える先頭打者本塁打に。吉川劇場の開演だった。

 2回の第2打席に中前打を放つと、5回の第3打席では左翼線へ二塁打。三塁打でサイクル安打達成となったが「欲を出さないようにやったんですけど、ダメでしたね」とその後は2打席凡退。それでも、オープン戦から1番として起用してきた林治郎監督は「ずっと1番で使ってきたがしっかりと結果を残してくれていた。今日も良かったですね」と改めて高評価した。

 慶大時代はソフトバンク入りした広瀬や、リーグ3冠王にも輝きJR東日本へ進んだ栗林泰三外野手らとともにしのぎを削ってきた。目標はもちろん2年後のプロ入り。「目標は高く持ちたいので走攻守全てで突き抜けて、長打も率も残せる打者になっていたい」。有言実行するだけのポテンシャルは、既に持ち合わせている。
(村井 樹)

おすすめテーマ

2024年03月13日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム