米国デビューの佐々木麟太郎 第1打席は一ゴロ MLB登竜門・ドラフトリーグで「4番・一塁」で先発出場

2024年06月12日 08:32

野球

米国デビューの佐々木麟太郎 第1打席は一ゴロ MLB登竜門・ドラフトリーグで「4番・一塁」で先発出場
試合前、チームメートと会話を交わす佐々木麟太郎 Photo By スポニチ
 花巻東(岩手)から米カリフォルニア州の名門・スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が11日(日本時間12日)、ドラフト候補の有望株が参加する「MLBドラフトリーグ」のトレントン・サンダーの一員として、フレデリック・キーズ戦に「4番・一塁」で先発出場。第1打席は一ゴロだった。
 2回、先頭で打席に入ると、1ストライクからの2球目を振り抜いたが、打球は一塁手正面へ。一ゴロに倒れた。

 守備では初回一死二塁から3番打者の一塁ゴロを無難にさばき、投手にトスしてアウト。ハイタッチする場面も見られた。

 試合前の打撃練習では柵越えを放つなど、持ち前の長打力を披露。その後、一塁に加え三塁の守備練習も行った。

 MLBドラフトリーグは2021年に発足。今季は6チームが参加し、6月から80試合の日程を行う。前後期制で、前期(35試合)は7月に行われるドラフトを前に対象選手がレベルアップを目指し参加。後期(45試合)はアマ資格を失ったプロ選手が参加する。

 世界各国の有望選手を迎え入れる場所としても機能しており、昨年はウガンダ、チェコ、今年はオランダ、パキスタン、カナダなどからも選手が集まる。いわばメジャーへの登竜門となっている。

 佐々木は花巻東(岩手)で歴代最多の高校通算140本塁打を放ち、昨秋ドラフトの目玉として注目されたが、熟考の結果、米国への留学を決断。カリフォルニア州の名門・スタンフォード大に進学した。

 スタンフォード大への正式な入学は9月だが、3月の渡米後、既に野球部の一員としてトレーニングを続けて紅白戦などにも出場。同時に授業にも出席している。

 高校通算最多の140本塁打を放った男の、学生生活の本番を前にやってきた実戦の舞台。多くの注目が集まりそうだ。

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