ソフトバンク・有原 逆転呼ぶ村上KKK斬り 珍し“雄叫び”「気持ち入った」 ハーラートップタイ6勝目

2024年06月12日 06:00

野球

ソフトバンク・有原 逆転呼ぶ村上KKK斬り 珍し“雄叫び”「気持ち入った」 ハーラートップタイ6勝目
<ソ・ヤ>7回、近藤の適時打で生還した栗原(右)を迎える有原(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【交流戦   ソフトバンク4-2ヤクルト ( 2024年6月11日    みずほペイペイD )】 ソフトバンク・有原の気合が、逆転を引き寄せたとも言える。0―0の4回無死三塁。丸山和の微妙な当たりの一ゴロで一塁ベースカバーに入るか迷い、セーフにした。「一塁に入っていればアウトに取れていたかもしれない」。一塁手が本塁へ送球した場合、邪魔になる可能性も考えた微妙なプレーだったが、鷹のエースは責任感が人一倍強い男だ。
 無死一、三塁とされ3番・村上を迎えると「気持ちが入った」と高めのカットボールで空振りの三振に打ち取り、マウンドで珍しく雄叫びを上げた。2死満塁からオスナの右前2点適時打で先制されたが、失ったのは2点のみ。村上は3打席連続三振に仕留めるなど7回5安打2失点9奪三振。9試合連続6回以上、自責点3以下のクオリティースタートで7回の逆転劇につなげた。

 7回で108球に達していたが、一度はベンチ前でキャッチボールをする姿があった。「完投させてもよかった」と小久保監督。6連戦が続く交流戦ではすべてカード頭の火曜日を任され、チームの大黒柱になっている。有原は「次は8、9回といけるようにしたい」と反省点も語る。向上心に際限はない。

 ハーラーダービートップに並ぶ6勝目。安定感が白星を呼ぶ。(福浦 健太郎)

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