佐々木麟太郎 米デビュー戦の豪快本塁打に指揮官「彼が大好きだ。彼のプレーが見れるのは喜びだよ」

2024年06月12日 12:27

野球

佐々木麟太郎 米デビュー戦の豪快本塁打に指揮官「彼が大好きだ。彼のプレーが見れるのは喜びだよ」
トレントン・サンダーのアドニス・スミス監督(撮影・杉浦 大介通信員) Photo By スポニチ
 花巻東(岩手)から米カリフォルニア州の名門・スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が11日(日本時間12日)、ドラフト候補の有望株が参加する「MLBドラフトリーグ」のトレントン・サンダーの一員として、フレデリック・キーズ戦に「4番・一塁」で先発出場。第2打席で本塁打を放ち、デビュー戦でいきなり高校通算最多140発の実力を示した。
 1-1の3回2死二塁の第2打席で2ストライクからの3球目、内角寄りの直球を振り抜くと、打球は大きな弧を描き、右翼フェンスを越えた。

 試合後、サンダーのアドニス・スミス監督は「彼が大好きだ。エナジーがあり、このゲームを愛していて、とても謙虚だ。それと同時に、彼は自身がどんな選手かを理解している。ダイナミックな打力がある。彼のプレーが見れるのは喜びだよ」と称えた。本塁打デビューの予感があったと明かし、「(本塁打は)特大だった。打つと思っていたよ。BPでのスイングを見ていても、ダイナミックで電撃的だった。とても才能のある選手だ」と絶賛した。

 また、メジャーへの登竜門となるドラフトリーグでの今後の起用法については「ナチュラルな一塁手だからそこでプレーさせるが、彼は他のエリアも向上させたいだろうから、このチームでプレーする過程で一塁手だけでなく、三塁手や、もしかしたら外野のコーナー(左翼か右翼)もプレーさせるかもしれない」と、さまざまなポジションで試す可能性を示唆。さらに、会話面に関しても「彼は英語で上手にコミュニケーションができる。彼の言葉を理解するのは難しくはなかった。一生懸命に勉強し、英語も上手に話せるようになっている」と現時点で既に問題なしと強調した。

 MLBドラフトリーグは2021年に発足。今季は6チームが参加し、6月から80試合の日程を行う。前後期制で、前期(35試合)は7月に行われるドラフトを前に対象選手がレベルアップを目指し参加。後期(45試合)はアマ資格を失ったプロ選手が参加する。

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