中京大 裏方から今春選手再転向の147キロ右腕が大学初完封「想像も…」異色の経歴4年生が8強導く

2024年06月12日 12:05

野球

中京大 裏方から今春選手再転向の147キロ右腕が大学初完封「想像も…」異色の経歴4年生が8強導く
<中部学院大・中京大>力投する中京大の先発・安藤(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【第73回全日本大学野球選手権第3日2回戦   中京大3―0中部学院大 ( 2024年6月12日    神宮 )】 中京大が中部学院大を3―0で下して8強に進んだ。
 先発した最速147キロ右腕の安藤利玖(4年)が被安打6、9奪三振の力投で大学初完封を挙げた。

 「完封は想像もしていなかったので、嬉しい限りです。1回戦で高木が完投してくれた。今日は高木を投げさせないように4年生の意地を見せたいと思っていました」

 4イニングで先頭打者を出塁させたものの、「持ち味は制球力」と無四球にまとめて勝負強さを発揮した。

 異色の経歴の持ち主だ。大学1年春に右膝を手術して以降は学生コーチを務めていた。しかし、3年秋に打撃投手を務めた際に球速が上がっていることに気付いて選手に再転向。復帰した最初のシーズンで神宮のマウンドに立つと、完封勝利を挙げて8強に導いた。

 ◇安藤 利玖(あんどう・りく)2002年(平14)10月5日生まれ、愛知県安城市出身の21歳。小1から安城ライナーズで野球を始め、中学では明祥クラブに所属。安城南(愛知)では1年秋から背番号13でベンチ入りし、2年秋から背番号1。中京大では4年春に3勝。1メートル80、99キロ。右投げ右打ち。

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