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西武・渡辺監督代行「今日は元山に懸けていた」 前夜懲罰交代から奮起の先制打に「気持ちで打ってくれた」

2024年06月12日 21:39

野球

西武・渡辺監督代行「今日は元山に懸けていた」 前夜懲罰交代から奮起の先制打に「気持ちで打ってくれた」
<西・広>試合に勝利しナインを迎える渡辺監督代行(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【交流戦   西武5―0広島 ( 2024年6月12日    ベルーナD )】 西武は12日、本拠ベルーナドームで広島に5―0で勝ち、6月2日の巨人戦(ベルーナD)から続いていた連敗を8でストップ。負ければ球団ワースト13連敗を喫した2015年7~8月以来となる屈辱だったが、先発投手の隅田知一郎投手(24)が9回99球を投げて4安打完封。昨年8月9日の日本ハム戦(エスコンF)以来、プロ2度目の完封勝利で今季4勝目を挙げた。打線は5回、打者10人の猛攻で一挙5点を挙げて援護した。
 交流戦から指揮を執る渡辺監督代行兼GMにとっては今季4勝目。ようやく連敗を止めて「よかったです」とホッとした表情を見せ、「厳しい戦いが続く中で今日はいい形、主導権を握って逃げ切れたのはよかった」と話した。

 5回、元山の中前適時打で先制すると西川の2点右中間三塁打、中村剛の適時内野安打、陽川の中前適時打と打線がつながり一挙5点。イニング複数得点は、6月4日ヤクルト戦の7回以来62イニングぶりだった。

 口火を切ったのは前夜失策で「懲罰交代」した元山だった。渡辺監督は「今日はスタメンで使うつもりでいた。昨日代えられた後にベンチで大声で応援していたので、その気持ちは大事なことだと思う」と話し、「今日は元山に懸けていた。気持ちで打ってくれた」と25歳へ賛辞。「若手がいい形でつなげてくれたのはよかった」と振り返った。

 6月1日の巨人戦を最後に勝利から見放され、球団史上初の屈辱となる2カ月連続の8連敗。前夜は12球団最速の40敗目を喫し、今季最多の借金は22にまで膨らんだ。指揮官は「ファンは応援すごくしてくれてますし…まあ、今日は昨日に比べたらレフトスタンドが寂しかったかなと。ファンの気持ちも伝わってるし、いい試合をして毎試合スタンドが満員になるように頑張りたい」と話していた。

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