坂東玉三郎「何でも言い合えた」 篠山紀信さんと年齢差を超えた交流

2024年01月05日 20:07

芸能

坂東玉三郎「何でも言い合えた」 篠山紀信さんと年齢差を超えた交流
篠山紀信さん(右)と坂東玉三郎(07年3月撮影) Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の坂東玉三郎(73)が5日、写真家、篠山紀信さん(享年83)の急逝を受け、大阪松竹座での「坂東玉三郎 初春お年玉公演」終演後、取材に応じた。
 10代のころから親交がありフランス、イタリア、米国など撮影旅行にも同行した。玉三郎は「思い出がありすぎて…」と戸惑いながら「直感力の方だった。学術的に調べて“こう”というわけではなく、パッとその場にいらして根本をつかみ切る。それでいて朗らかでちゃめっ気がある人でした」としのんだ。

 最後に会ったのは昨年12月21日。中村勘九郎、七之助兄弟のスチール撮影に同席した時だった。「体調があまり良くないから“今日は短くね”って聞いていたんですけど、実際はすごく元気で。2、3時間撮ってたんですよ」と明かし「あの時によく会ったと思います。これも縁ですね」と話した。

 イタリアに同行した時は、篠山さんの運転でヴェネチアからアッシジまで旅をしたことも。「激しい運転で(笑)。おなかすいちゃってて、レストランがなかなかなくてね。機嫌悪かった」と愉快な思い出も披露した。

 「10歳年下だけれども上下関係なく、もちろん篠山さんが許してくれていたんでしょうけど、何でも言い合えた」と感謝。「人生100年時代と言いますし、長生きしてくれるにいいには違いないのだけれど、十分に活躍しきって、そういう意味でボクは悔いはないの」と、親しいからこその言葉を送った。

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