中園ミホ氏、朝ドラ「あんぱん」今田美桜に「心つかまれた」ドキンちゃんモデル“主人公”「そっくり」
2024年02月02日 15:47
芸能
全3365人の応募者の中からオーディションで選ばれた今田は、気弱で自信のない、やなせさんを支えた“ハチキンおのぶ”“韋駄天いだてんおのぶ”こと、小松暢さんをモデルにした土佐弁で男勝りの女性・朝田のぶを演じる。
今田はヒロイン決定に「言われた時は、最初はピンと来なくって…いろいろ思いが巡ってきて、少し涙もしました」とコメント。ハツラツとした“ハチキンおのぶ”を演じるにあたって「のぶさんの人生を楽しんでる、これを表現できたら。緊張しているけど、楽しく撮影できたらなと思います」と語った。
オーディションは新しい形のビデオオーディションだったといい、「アンパンマンマーチの歌詞を、いろんな感情で伝えるというのがありまして、凄く新しい経験をさせらてもらったなと思いました」と今田。好きなキャラクターは「ドキンちゃん」と笑顔で応じた。
脚本は連続テレビ小説第90作「花子とアン」、フジテレビ「やまとなでしこ」、日本テレビ「ハケンの品格」、テレビ朝日「Doctor-X 外科医・大門未知子」など数多くのヒット作で知られる中園ミホ氏が手掛ける。
会見同席した中園氏は選出について「ヒロインオーディションは実にすばらしい女優さんたちの競合となり、その中からたった一人を選ばなければならない私たちにとっても真剣勝負でした。今田美桜さんの最終オーディションに立ち会ったスタッフの何人かは涙を流していました。強く、あたたかく、瑞々みずみずしい演技に私も心をつかまれました。やなせたかしさんが生涯のパートナーとして選んだ暢さんは、きっとこういう女性だったに違いないと思わせてくれたのです。暢さんは『アンパンマン』に登場するドキンちゃんのモデルといわれています。そういえば、好奇心に輝く大きな目のドキンちゃんは、美桜さんにそっくりです」と思いを明かした。
ヒロインはキャスティング(オファー)起用ではなく、東京制作の朝ドラとしては18年度「半分、青い。」(永野芽郁)以来7年ぶりのオーディションによって選出。上白石萌音と川栄李奈が選ばれた21年度後期「カムカムエヴリバディ」の3061人を上回る、朝ドラ歴代最多3365人の応募の中から見事、今田が“ニューヒロイン”の座を掴み取った。