漫画家・山田圭子氏 映画化の話も“スポンサーへの忖度”で「もはや別作品のような設定」に困惑

2024年02月02日 19:04

芸能

漫画家・山田圭子氏 映画化の話も“スポンサーへの忖度”で「もはや別作品のような設定」に困惑
山田圭子氏公式X(@higumayamakei)から
 漫画「ゴーゴーヘブン!!」などで知られる漫画家の山田圭子氏(58)が2日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。昨年放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんの急死を受け、自身の作品に映画化の話が来た際、あまりの“改変”に困惑し、実現化しなかったエピソードを披露した。
 山田氏は「実はちょっと昔に私にも映画化の話が来て、監督にもお会いしたし製作委員会まで立ち上がったんだけど」と書き始めたものの「シナリオがキャラの名前とキモの設定以外まるっきり違うので困惑し…。ドジでポワポワしてるヒロインが天才少女になるし、スポンサーへの忖度でサッカー部が自転車レースになるし」と、もはや別作品のような設定となっていたことを明かした。

 さらに「シナリオは9回修正を要求したんだけど、やればやるほど変になった。いまにして思えば私が根負けしてOK出すのを期待していたのかもしれん…。企画は頓挫しましたが、完成しなくて良かったですよ」と振り返った。

 映画化の話が来たのは、「紙単行本が絶版になったあとの話で、出版社のメディア事業部が窓口になり交渉してくれるような状況じゃなかった。盾になってくれる人はいないし、不安で。私に出来るのは脚本を突き返して直して貰うことだけだった」と当時を振り返った。

 また「あれから結構時が流れ、出版社の傘の下にいなくても自己判断で行動し、個人配信のデータも普通に作れるようになった。一つの居場所を無くしても作品ごとに頼れる人々が必ず現れる。一人じゃなくなった。それだけで十分幸せ。本当にやりたい仕事じゃないともう出来ない年齢になりつつある」とした。

 この書き込みに「サッカー部を自転車レース部にしたらもう別の漫画…」「そこまで変えるなら、自分らでオリジナルの話作ればいいのに」「そんな無茶ぶりあるんですね」「それもう別の作品ですね」「そこまでして原作を借りたい理由ってなんなのでしょう‥」と驚きの声が多く寄せられていた。

 芦原さんは先月26日に自身のXで「…田中さん」のドラマの制作側とのトラブルを公表。脚本を巡り局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったとして視聴者に向けて謝罪。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件が反故になっていたとしていた。

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