TARAKOさん まる子に命を吹き込み続け…さくらさん「お別れの会」で涙誘った“まる子の弔辞”

2024年03月09日 05:31

芸能

TARAKOさん まる子に命を吹き込み続け…さくらさん「お別れの会」で涙誘った“まる子の弔辞”
声優のTARAKOさん(2000年撮影) Photo By スポニチ
 フジテレビで放送中の国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・00)で主人公、まる子を演じている声優のTARAKOさん(本名非公開)が急死したことが8日、分かった。63歳。
 声優デビューから9年目の1990年からまる子役を担当し、まる子に命を吹き込み続けてきたTARAKOさん。

 18年8月に作者のさくらももこさんが乳がんのため53歳で死去。同年11月16日に執り行われたお別れの会「さくらももこさん ありがとうの会」では出席者を代表して弔辞を読んだ。

 「私の人生の半分はまる子でした。ももこ先生がいなかったら人生が変わっていた。まる子が売れるまでバイトをしていましたし、ももこちゃんの声と似ていて幸せでした」と言葉を詰まらせながら感謝の意。

 その後、「3年4組、さくらももこ。通称、まる子」と声色をまる子に変えて、さくらさんへ再び語り始めた。「大人になって天使になった私へ。そっちはどうだい?今日はまだまだこの辺にいるよね。桑田(佳祐)さんがいるけど、しがみついたらだめだよ」とユーモアたっぷりに呼びかけると、最後は「そっちでも時々まる子描いてよね!」と送り出した。

 さくらさんの“分身”まるこの声色でのメッセージに、会場は涙と笑いに包まれ…。「私の人生の半分はまる子」と語ったTARAKOさんでしか作れない優しい空間だった。

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