R-1優勝・街裏ぴんく 吉住も「この人と戦うのか」と恐れた全芸人が認める男 苦節20年の大逆転劇
2024年03月09日 21:40
芸能
シチュエーションコント、フリップ芸、歌ネタなどピン芸にはさまざまなジャンルがあり、R-1にはさまざまな芸が一堂に会するダイナミズムがあるが、一方で時代や流行によってトレンドのジャンルも存在する。ただ、街裏ピンクが愛した漫談(ひとりしゃべり)はピン芸の基本中の基本で、そのためか「時代遅れ」というレッテルも貼られがちなジャンルだった。
それでもずっと漫談を続けてきたプライド。「これしかやってきていない。でも、だからこそそれが僕の強み」と、今回もブレることはなかった。
「その人がやればその人の漫談になるし、1つとして同じ漫談はない。最も人間が出る芸だと思っています」と話していた街裏ぴんく。2本とも熱くて、迫力があって、汗臭くて、全力疾走な、まさに街裏ぴんくなネタだった。「おれの思いが届きすぎて涙する人もいるかもしれん」。その前に自身が号泣した優勝の瞬間。きっとそれに反応して、たくさんの人が涙を流したに違いない。