古市憲寿氏 打ち上げ失敗の民間ロケット会社に私見「防衛省が1番のお客様…本当の民間企業なのか」

2024年03月14日 10:36

芸能

古市憲寿氏 打ち上げ失敗の民間ロケット会社に私見「防衛省が1番のお客様…本当の民間企業なのか」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 社会学者の古市憲寿氏(39)が14日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。宇宙事業会社スペースワンが13日、和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から小型ロケット「カイロス」1号機を打ち上げたが、発射5秒後に爆発したことに言及した。
 搭載していた衛星の軌道投入ができず、打ち上げは失敗した。スペースワンは記者会見で、ロケットに搭載したコンピューター自体の判断で自律破壊を行ったと明らかにした。カイロスは全長18メートル、重さ23トンの小型の固体燃料ロケット。今回は、北朝鮮の軍事施設の動向把握などで使われる情報収集衛星を一部代替する政府の小型衛星を搭載した。情報収集衛星が故障した場合に備えた機能の検証が目的だった。

 ロケットによる衛星の打ち上げ需要は世界的に拡大。世界では民間企業が躍進し、競争が激化している。スペースワンが衛星の軌道投入に成功すれば民間単独では国内初となり、日本でも民間参入が加速すると期待されたが、ハードルの高さを示す格好になった。
 
 古市氏は、今回の打ち上げ失敗に「米国のイーロン・マスクたちの会社は、とにかくめちゃくちゃ失敗して、それを繰り返して、今すごい安定運用ができているわけじゃないですか。定期的に使えるというレベルまでいっている」と言い、「だから、日本も本当に宇宙(の分野)に頑張るんだったら、どうしても国の指導のもとで失敗が許されないということで、なかなか発射のタイミングとかも、どうしてもスパンが開いたりしてしまうので、民間で本当にやるんだったら、どんどん失敗を繰り返すくらいの覚悟を持っていいと思う」と自身の考えを述べた。そのうえで、「ただスペースワンに関しては、なんだかんだいっても防衛省が1番のお客様だったりもするので、本当の民間企業なのか、ベンチャーなのかっていうと、ちょっと違うのかなと思っちゃいますね」と自身の受け止めを話した。

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