アカデミー賞アジア系差別問題 山崎怜奈の願い「最後まで演じて下さいなって思っちゃう」
2024年03月14日 18:10
芸能
多様性を掲げるアカデミー賞の授賞式で起きた騒動。山崎は「みんなが見ている、ある種、政治的な側面、要素もある場所だからこそ、敬意を表現した方がいいというか、むしろそういうふうに振る舞うべき場所なのかなとは思う」としつつも、「ただ、あそこは世界というよりアメリカ」とも指摘した。
「こちらはお客さんというか、外部から入ってきている人間だったりするので、そういう世界的な場としてアメリカがやるのであれば、その建前みたいなものは最後まで守ってくれよとは思う。最後まで演じて下さいなって思っちゃう。個人がどう思っていようと、人種だとかいろんな考えがあるとして、ああいう場なんだから、最後まで誤解のない振る舞いを演じて下さいと思っちゃう」
一方で、「ロバート・ダウニーJr.さんの振る舞い、見ていたんですけど、全体的にちょっと失礼な態度は結構多かったと思うので」と、アジア系蔑視とは別の視点でも印象を語り、「個人の意見です」と付け加えた。
差別の撲滅について、「差別はそう簡単にはなくならないという大前提のもとしゃべりますが」と前置き。その上で「自分も意識がなくても、差別の加害者側になりうるという自覚を持って生きるかどうかで、結構変わってくると思う」と提言した。また、「自分が無意識で発した一言が、その人を下げているかもしれないしというのを根に持っておくかどうかで、日ごろの振る舞いの細部が誤解されることが少なくなるんじゃないか?と個人的には思っている」と、希望を口にした。