ITジャーナリスト 子供のスマホゲーム無断課金「親の“ここまでできないだろう”もおおよそ破られる」

2024年03月14日 10:57

芸能

ITジャーナリスト 子供のスマホゲーム無断課金「親の“ここまでできないだろう”もおおよそ破られる」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 ITジャーナリストで成蹊大学客員教授の高橋暁子氏が14日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にVTR出演。国民生活センターが13日、子供がオンラインゲームで勝手に決済してしまったという相談が数多く寄せられているとして、保護者に向けて注意喚起したことに言及した。
 小中高生に関する相談の決済額は10万~50万円が約半数に上った。原因として、保護者がアップルやグーグルのアカウントでログインしたまま、子どもにスマートフォンなどを渡しているケースが多いとの傾向も分かった。

 民法では未成年者が保護者の同意なく契約した場合は取り消せるが、保護者がログインしたままの端末だと「保護者が決済した」とみなされ、取り消しが困難になる場合もある。センターは「トラブルが生じたら相談を」としている。

 センターによると、オンラインゲームに関する2022年度の消費生活相談のうち、契約当事者が小中高生のものは4024件で、約8割が男性。平均決済金額は約33万円で、特にスマートフォンやタブレット端末で小中学生が勝手に決済したとの相談が目立つという。

 高橋氏は「デジタルネイティブ世代は、親が(パスワードを)入力したりするのを横目で見たり、すべてを覚えて、直接見ていなくても、こうやっていたからこうに違いないとか、指の動きで推測したケースも非常に多いですし、それで課金したというケースなどもあり得るわけですね」と現状を説明し、「保護者が油断していたり、親が“ここまでできないだろう”みたいなことは、おおよそ破られると思った方がいいですね」と注意喚起した。

おすすめテーマ

2024年03月14日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム