松原耕二キャスター 自民裏金処分、岸田首相と茂木幹事長に「裁く側もグレー…正当性がない」
2024年04月07日 08:37
芸能
安倍派「5人組」の松野博一前官房長官(衆院千葉3区、同1051万円)、萩生田光一前政調会長(衆院東京24区、同2728万円)は党役職停止1年とした。二階派幹部では、事務総長経験者で不記載が1千万円以上の林幹雄元経産相(衆院千葉10区、同1608万円)、平沢勝栄両氏(衆院東京17区、同1817万円)が党役職停止1年の処分となった。岸田文雄首相と二階派領袖の二階俊博元幹事長(衆院和歌山3区、同3526万円)は処分対象に含まなかった。
派閥幹部以外では、不記載額2千万円以上の議員4人に党役職停止1年を、1千万円以上~2千万円未満の8人に同6カ月を科した。500万円以上~1千万円未満の議員ら17人には戒告を適用した。500万円未満の45人について茂木敏充幹事長は「早急に厳重注意を行いたい」と述べた。
松原氏は、今回の処分に「ある種、裁判官、裁く側に回った岸田首相とか茂木幹事長。岸田さんは岸田さんで派閥に不記載の問題を抱えている。茂木さんも不記載ではないんですけれども、何億円ものお金をこれまで公開基準の緩いその他の政治団体に移したりしている」と指摘し、「つまり裁く側もグレーなわけですよ。それはいろんな議員に聞いても分かっているわけですよね。だから正当性がないんだという思いが強い」と話した。