鈴木宗男氏 母の命日に19年前の最期の会話を回想「宗男、もう一回、国会に行け」

2024年04月07日 21:24

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鈴木宗男氏 母の命日に19年前の最期の会話を回想「宗男、もう一回、国会に行け」
鈴木宗男氏 Photo By スポニチ
 鈴木宗男参院議員が7日、自身のブログを更新。19年前の4月6日に亡くなった母・きよみさん(享年83)との最後の会話を回想した。
 鈴木氏はこの日、朝一の便で帯広へ。十勝管内中札内村をスタートし、更別村、幕別町忠類、大樹町、広尾町と後援会会合を行ったという。そして「41年にわたり後援会があることに、ただただ感謝しながら『人生出会い』を改めてかみしめ、十勝は政治家鈴木宗男の原点であり、故郷はありがたきかなと思うものである」と故郷に感謝し、亡き母のことを思い出した。

 「昨日は母の命日だった。家内が仏壇にお供え物をしてくれありがたい限りだった。手を合わせながら『親孝行したい時に親はなし』をつくづくかみしめながら19年前を想い出した」。

 鈴木氏は「母が亡くなる一週間前、話をした時、母は『宗男、母ちゃんは悪いことをする子供は産んでいない。もう一回、国会に行け』と言ってくれた。それが最後の会話となった」と19年前を回顧。

 当時、鈴木氏は02年に田中眞紀子外務大臣と対立し、衆議院議院運営委員長を辞任。その後、国後島の「ムネオハウス」建設をはじめとした数々の疑惑が浮上。疑惑の総合商社と批判を受け、自民党を離党した後、北海道帯広市の林業会社「やまりん」へのあっせん収賄容疑で逮捕された。

 鈴木氏は母の言葉に奮起するように、05年に新党大地を立ち上げ国会復帰を果たした。「母の思いを実現でき、亡くなってからではあるがちょっと親孝行できたかなと思ったものである」と感慨にふけった様子だった。

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