三遊亭好楽、「笑点」新メンバー立川晴の輔に「天才だなと思っていたら、やっぱり『笑点』メンバーに」

2024年04月07日 18:00

芸能

三遊亭好楽、「笑点」新メンバー立川晴の輔に「天才だなと思っていたら、やっぱり『笑点』メンバーに」
「笑点」新メンバーの立川晴の輔(後列右から2人目) Photo By 提供写真
 日本テレビの人気番組「笑点」(日曜後5・30)が7日放送され、新メンバーに落語家の立川晴の輔(たてかわ・はれのすけ、51)が加入することが発表された。収録後に、現メンバーと晴の輔が日本テレビを通じてコメントした。
 晴の輔は3月いっぱいで卒業した落語家の林家木久扇(86)の後任。新メンバーが加わるのは昨年2月の春風亭一之輔(46)以来となる。

 春風亭昇太は「昔からハツラツした人だったので、他のメンバーとは違う風を起こしてくれるんじゃないかなと感じました」と期待。三遊亭好楽は「若手大喜利の司会をよくやっていたのですが、この人(晴の輔)はスベったことがないんですよ。だから、この人は本当に天才だなと思った。やっぱり(『笑点』メンバー)に選ばれるわけですね。そして、私の隣に座ってくれて心強い」と、太鼓判を押した。

 三遊亭小遊三は「聞いたら若手大喜利を10年やっていたと言うんですよ。そこで技を磨いていたから今回の収録でも安定した力で笑いを取っていましたよね。『笑点』という大きな川が流れていて、そこへ新しい風が吹いてきたので、ますますこの番組は良くなっていくと思います」と胸を張った。

 林家たい平は「晴の輔さんっていうキャラクターが入ることによって、僕たちにもどんな化学変化が起きるか楽しみ。新たな自分のポジションを確立していって欲しいと思っています。若いこれからの時代にどうやって『笑点』が変わっていくかっていうのを中で見られる幸せを感じております」と笑顔。一之輔は「立川流っていうのはほんとにヤバイ組織なんです(笑い)でも、その中でもスマートな芸風を見せてくださる兄さんですね。落語を知らないけど『笑点』を見ている人ってたくさんいると思うのですが、いろんな噺家がいるんだなとか流派があってしのぎを削っているんだなってことをわかって頂けたら、その窓口になって我々頑張っていけたらなとおもっております」と意気込んだ。

 桂宮治は「『笑点』の先輩方に教えてもらったのは、“メンバーはファミリーだよ”って。みんなでパスを回しながら一つの番組を作っていくんだよってのを教わってきたので、一人の戦いではなく、もっと家族になれるように一日も早く頑張っていきたいなと思っています」とエールを送った。

 山田隆夫は「昔、立川談志師匠がちびっこ大喜利に出演していた私を可愛がってくれていました。談志師匠に『笑点』に出られるように頑張ってねって応援してもらった私が今度はあなたに頑張ってください、という言葉を贈らせていただきます」と感慨深げに語った。

 さらに、新メンバー発表の先導役を務めた木久扇から「彼と話したときに、立川談志の命日と晴の輔が生まれた日(11月21日)が重なっていて、『笑点』のメンバーに選ばれたのは、談志師匠のお導きなのではと言っていて、びっくりした。『笑点』では、私の足跡をたどることはしないで自分の感性で、焦らず、緊張せずに、だんだんと自分の芸風を(全国のお茶の間に)浸透させていってほしい」と応援メッセージがあった。

 晴の輔は「今回は初回だったので、本当にメンバーの皆さんが僕なんかに花を持たせてくださって優しく包んでいただきました。これから自分なりの個性を出してやっていければと思いますので、ひとつよろしくお願い致します」と視聴者に呼びかけた。

 晴の輔は、落語立川流立川志の輔一門の落語家。BS日テレ「笑点 特大号」の若手大喜利コーナーで活躍しており、2019年9月15日に療養中の三遊亭円楽さんの代演として「笑点」の大喜利に出演した。落語立川流のレギュラーメンバーは、初代司会者・立川談志さん以来55年ぶり。大喜利回答者のレギュラーに加わるのは史上初となる。

 晴の輔がレギュラーメンバーになったことで、「笑点」メンバーは、東京・江戸落語界に分かれている4つの団体、落語協会、落語芸術協会、落語立川流(立川流)、五代目円楽一門会(円楽党)すべての落語家がそろう「笑点」史上初めてのメンバー構成となった。

 兵庫県生まれ。東京農業大学在学中に落語研究会に所属し、卒業後の97年に立川志の輔に入門。「立川志の吉」を拝名する。03年に二ツ目に昇進し、08年には東西若手落語家コンペティショングランドチャンピオンになった。13年に真打に昇進。「志の吉」から「晴の輔」へ改名した。

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