辻発彦氏 現役時代の“むちゃぶり指令” ねんざで治療受けたら…「いつまでも練習しねえな!と」

2024年04月13日 20:29

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辻発彦氏 現役時代の“むちゃぶり指令” ねんざで治療受けたら…「いつまでも練習しねえな!と」
辻発彦氏 Photo By スポニチ
 前西武監督で本紙評論家の辻発彦氏(65)が13日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)にゲスト出演し、現役時代に受けたむちゃぶり指令について語った。
 83年のドラフト2位指名で西武に入団した。社会人時代は三塁手だったが、プロ入り後は主に二塁手として活躍し、ベストナインを5回、ゴールデングラブ賞を8回、受賞。守備の名手として西武の黄金時代を支えた。

 西武は82年の広岡達朗体制で、西武になってからは初の日本一を経験。80~90年代の黄金期がスタートした。広岡氏の指導について、辻氏は「すべてに厳しかったですよ。厳しいというか、徹底されていましたよ。こうすれば勝つんだ!というところは、きっちりと」と振り返った。

 「みんな信用するんじゃないですか?西武に来た時は、ベテランの田淵(幸一)さんとか山崎(裕之)さんとかおられて、一緒に厳しいことをやるわけじゃないですか?そういう中で、でもやったら優勝しちゃうと、そう(正解)なんだってなるじゃないですか?説得力ありますよね、結果が出ると」

 辻氏は99年に現役引退後、指導者に転身。17年から6年間、西武の監督を務め、2度のリーグ優勝に導いた。指導者になった後に実践した当時の経験について聞かれると、「無理ですよ!今の時代は無理です。時代にもよるし」と答えた。

 今だから話せる裏話を聞かれると、秋季キャンプでの思い出を語った。「秋季練習で紅白戦をやった時に、僕ショートやっていて、投げたら、(走者に)スライディングを食って、思い切りねんざしたんですよ」。その後、治療を受け、包帯を巻いて帰ってきた辻氏に、広岡氏はこうゲキを飛ばしたという。「“お前、いつまでも練習しねえな!”と始まって。“包帯を巻いて、それを持って歩け!”って。“ねんざしてそのままにしたら、足、固まっちゃうって動かせ!”って」。足に巻かれた包帯を引っ張ってでも歩くよう求められたという。

 昭和あるあるな指導に、「ナイツ」塙宣之は「どんな理論ですか?理論的に合ってるか分からないですけど…」とポツリ。辻氏も「ホントですよ。こっちは痛いですけど、包帯を持ち上げて歩いてましたけどね」と思い出していた。

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