東海大菅生がリスタート プロ注目右腕・日当も登板 U18選考合宿呼ばれず「悔しい。日本一に」

2023年04月05日 12:38

野球

東海大菅生がリスタート プロ注目右腕・日当も登板 U18選考合宿呼ばれず「悔しい。日本一に」
1回を3安打1失点だった日当(撮影・柳内 遼平) Photo By スポニチ
 【春季高校野球 東京都大会2回戦   東海大菅生5―1城西 ( 2023年4月5日    スリーボンド八王子 )】 今春の選抜で8強入りした東海大菅生が城西を5―1で下し、白星発進。今秋のドラフト候補で最速150キロ右腕・日当(ひなた)直喜投手(3年)は9回から登板し、1回を3安打1失点。いきなり3連打されるも、その後は直球で見逃し三振、スライダーで併殺に仕留めた。
 選抜後初の実戦マウンドを「試合の中で投げられれば、雰囲気にも慣れると思っていた。調子を上げてチームの勝ちに貢献することが春の大会で求められている。今はまだ変化球に頼っているので、疲れも取りながら変化球に頼らない投球をしていきたい」と振り返った。

 1メートル90、105キロの大器。関東を代表する右腕が初の甲子園で躍動した。初戦の城東(徳島)との2回戦では8回から2回を投げて1安打無失点。次戦以降を見据えて27球をオール直球で投げきる余裕ぶりだった。球場表示では大会最速の148キロ、複数球団のスカウトの計測では自己最速タイの150キロを計測する馬力を披露。

 3回戦の沖縄尚学戦では被安打6、7奪三振の完封勝利を挙げて評価も急上昇。準決勝進出を狙った大阪桐蔭戦では敗れるも、6回を5安打2失点で7奪三振と奪三振能力の高さを見せた。だが、今秋開催が見込まれるU18W杯に向けた高校野球日本代表候補の強化合宿のメンバーには選ばれず「ちょっと悔しいです」と本音を漏らした。それでも「U18の本戦で必ず結果を出してやろうという気持ちが芽生えている。チームで日本一になってU18に選考されてドラフト1位で(プロに入って)活躍します」と大きな夢を語った。
 
 初の甲子園で収穫と課題を得た大型右腕の成長に期待したい。(柳内 遼平)

 ◇日当 直喜(ひなた・なおき)2005年(平17)7月6日生まれ、東京都墨田区出身の17歳。梅若小1年時に鐘ケ淵イーグルスで野球を始め、桜堤中でも同チームに所属。東海大菅生では1年秋からベンチ入り。遠投120メートル、50メートル走6秒6。好きな言葉は「気持ちは技術を上回る」。1メートル90、105キロ。右投げ右打ち。

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