落合博満氏 メジャー8失点デビューの藤浪も1失点1勝の千賀も「1試合で判断はつかない」

2023年04月05日 17:05

野球

落合博満氏 メジャー8失点デビューの藤浪も1失点1勝の千賀も「1試合で判断はつかない」
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が5日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。「プロ野球・大リーグ開幕 投手編」と題して、今季から大リーグに移籍したアスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)とメッツの千賀滉大投手(30)の初登板について言及した。
 藤浪は1日(現地時間)に本拠地エンゼルス戦で初登板初先発。順調な立ち上がりを見せながらも3回に突如乱れ、2回1/3を5安打8失点で黒星を喫した。また、海の向こうで実現した大谷との同学年対決も注目が集まった。千賀は2日(同)に敵地マーリンズ戦で初登板初先発。5回1/3を3安打1失点でメジャー初勝利。育成選手出身では初めてのメジャーでの白星となった。

 落合氏は「千賀は1点に抑えて、藤浪は8点取られたっていう。まあ、そこに何が原因があるのかは本人らが分析して改善していくっていうところなんだろうとは思う」と冷静に分析。続けて「アメリカは160試合程度あるんでしょ。1試合でどうこうっていう判断はつかないですよ」と、千賀も藤浪も日本よりも長いシーズンに向けて、メジャー初登板を終えての今後が本当の勝負であるとした。

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界に見せつけた日本の投手力。そして米初登板で「Ghost Fork(ゴーストフォーク)」を全米に知らしめた千賀。WBCでの経験もあって今後、さらに海を渡るプロ野球選手が増えていくことが予想されるが「野手よりピッチャーの方が多いでしょうね。“俺も行きたい、俺も行きたい”っていうのが出てくるんじゃないですかは。結果はどうであれね。あとは日本の球団が容認するかどうかっていうことでしょ。選手が行きたきゃ行けばいいし、日本で野球やりたきゃやればいい」と常々言ってきているメジャー挑戦への落合氏の考えを改めて示していた。

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