ブルージェイズ菊池雄星 序盤は空振り少なく強打を許すも粘投 5回1死1・2塁のピンチは2者連続三振

2023年04月05日 10:51

野球

ブルージェイズ菊池雄星 序盤は空振り少なく強打を許すも粘投 5回1死1・2塁のピンチは2者連続三振
ロイヤルズ戦で5回1失点の菊池(AP) Photo By AP
 ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が4日(日本時間5日)のロイヤルズ戦で今季初先発。風の強い日だったが、5回を投げ、3安打1四球1失点、2奪三振の好投を見せた。
 オープン戦では20回3分の2を投げ31個の三振を奪うなど、空振り率が40%だった菊池。しかし公式戦となると、相手打線もきちんとゲームプランを立て狙い球を絞ってくる。2回先頭の4番フランミル・レイエスにフルカウントから89マイル(約143キロ)の真ん中スライダーを左中間にソロ本塁打。その後も1死三塁のピンチを招いたが、7番ジャッキー・ブラッドリーの左飛を左翼のドールトン・バーショが好返球で三走を本塁で刺す併殺で救われた。オープン戦のような奪三振ショーとはいかなかった。4回まで初速100マイルを越す速い打球を5本も打たれ、奪三振は0、奪った空振りもたった4個だった。しかし5回ピンチを迎えると、本領を発揮した。先頭の5番マット・ダフィーに左前打、1死後ブラッドリーにこの試合唯一の四球を与え、1死1・2塁のピンチ。そこから8番ネーサン・イートンを2-2から96・5マイルの高め直球で空振り三振、9番ニッキー・ロペスも91・3マイルの低目スライダーで空振り三振。この回だけで5個の空振り。ピンチを脱した菊池はガッツポーズを作ってマウンドを降りている。

 直球の最速は97・8マイル(約157キロ)。球種の内訳は平均速度96・2マイルの直球が25球、88・4マイルのスライダーが25球、89・6マイルのチェンジアップが17球、83・9マイルのカーブが2球だった。

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