エンゼルス大谷NEWパフォーマンス「Good Vibes」 同僚外野手フィリップス考案

2023年04月05日 02:30

野球

エンゼルス大谷NEWパフォーマンス「Good Vibes」 同僚外野手フィリップス考案
<マリナーズ・エンゼルス>5回、勝ち越し2ランを放ち迎えられる大谷(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス7ー3マリナーズ ( 2023年4月3日    シアトル )】 中堅右に一発をぶち込んだエンゼルス・大谷はダイヤモンドを一周後、ベンチ前で今季新加入の外野手フィリップスと満面の笑みを浮かべ、2種類のハンドサインを交わした。
 人さし指と親指を曲げる「G」、ピースサインの「V」。フィリップスは「Good Vibes(良い雰囲気だ)」を意味すると明かし「“あなたが活躍をしてくれたおかげで、僕たちは楽しい雰囲気に包まれている”ということだ」と解説した。

 陽気な性格で人気者のフィリップスは「僕はアメリカン・オオタニだ」と豪語する自称二刀流。レイズとオリオールズに所属した昨季は3試合に登板し、大差のついた状況で「打者・大谷」に右越え二塁打を打たれたこともある。「GVポーズ」は昨季途中まで所属したレイズ時代に自ら発案したもので「ヨシ(筒香)も含め、レイズでもみんなやってくれた。翔平にも意味は伝えている。みんなで楽しんでプレーしたいんだ」と言葉に力を込める。

 前日まで大谷を含め本塁打を打った打者は、ベンチで昨季NBA覇者のウォリアーズのロゴ入り麦わら帽子で祝福されていたが、この日はエンゼルスのパッチを同ロゴの上からかぶせて“補修”。大谷は三塁ベースを回る手前で、左翼後方の救援陣に向かって右腕を伸ばしてあおり「GVポーズ」後は2日連続でフィリップスに麦わら帽子をかぶせられた。

 試合中は気温6度と冷え込み、大谷は試合終了のハイタッチにニット帽姿で現れたが雰囲気は最高潮。「Good Vibes」を継続し、14年以来9年ぶりのポストシーズン進出を狙う。(柳原 直之)

 ≪「日本からきている子供に」プレゼント≫大谷の一発をノーバウンドでキャッチしたのはマリナーズファンのベンジャミン・オバリーさん(36)だ。周囲の熱狂的なマ軍ファンから「グラウンドに投げ返せ」と言われたが「どうしても日本から来ている子供に渡したかった」と拒否。米軍横須賀基地で勤務経験があり、現在、ホストファミリーとして愛媛から迎え入れている檜垣虎太郎君(12)に贈った。バスケットボールの短期プログラム参加のためシアトルに来てメジャー初観戦の檜垣君は「最高です。うれしい。(大谷は)WBCのように活躍してほしい」と目を輝かせた。

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