巨人・ブリンソン 来日初安打V1号から5安打6打点で3連勝導く 原監督も称賛「見事ですね」

2023年04月05日 05:30

野球

巨人・ブリンソン 来日初安打V1号から5安打6打点で3連勝導く 原監督も称賛「見事ですね」
<D・巨>9回、ブリンソンは適時二塁打を放ち、送球間に三塁にヘッドスライディング (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人9-0DeNA ( 2023年4月4日    横浜 )】 迷わず、二塁ベースを蹴った。6―0の9回2死満塁。三塁打が出ればサイクル安打となる第5打席。巨人・ブリンソンの打球は左中間を破った。走者一掃の一打。遊撃手の林が本塁へ送球する間に、三塁へ滑り込んだ。記録は二塁打。「もちろん記録は知っていた。三塁打にしてくれれば良かったけど…」とヒーローインタビューで苦笑いした。
 メジャー通算28本塁打の大砲は、開幕カード3連戦で9打数無安打。敗れた開幕戦では中堅で初回にワンバウンドした打球を後逸(記録は三塁打)し、先制点のきっかけとなるミスも犯した。今季10打席目だった3回、左腕・浜口から中堅左へ先制ソロ。巨人の新外国人で初安打が本塁打は、13年のロペス以来10年ぶりだった。

 4回に左中間2点二塁打、6回に右前打、8回にも中前打など、終わってみれば5安打6打点の大暴れ。「4安打はあったと思うけど5安打は記憶にない」と自身も驚きの猛打だった。

 3年前からブルースボルト社製の黒い打撃用手袋を使用する。「若者が起業した会社。使い心地がいいんだよ」。侍ジャパンで一躍有名になったヌートバー(カージナルス)も使用している手首をグルッと巻くように固定する珍しいアイテムが猛打を支えた。

 米国時代から「行ける時は週に2、3回は食べていた」という、大の寿司好き。来日後はあんこもペロリと平らげるほど、日本食になじんでいる。チームは開幕戦で敗れてから3連勝。サイクル安打と勘違いしていた原監督は「見事ですね」と、今季初の2桁安打の主役となった新助っ人の変身に目を細めた。(川島 毅洋)

 ◇ルイス・ブリンソン 1994年5月8日生まれ、米フロリダ州出身の28歳。12年ドラフト1巡目(全体29番目)でレンジャーズから指名。ブルワーズ、マーリンズを経て、昨季はジャイアンツでプレー。メジャー通算357試合に出場し、打率・198、28本塁打、109打点。1メートル96、96キロ。右投げ右打ち。

 ≪ロペス以来10年ぶり≫ブリンソン(巨)が来日初安打となる中越え本塁打を含め5打数5安打6打点と大暴れ。巨人の新外国人で初安打が初本塁打となったのは13年3月29日広島戦で初打席初本塁打を放ったロペス以来10年ぶりだ。また、巨人新外国人の1試合5安打は14年4月2日DeNA戦のアンダーソン以来、1試合6打点は16年6月26日DeNA戦のギャレット(7打点)以来となった。

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