吉井ロッテ 4戦目でようやく初勝利 新監督の勧めで先発再転向の西野に1305日ぶりの白星

2023年04月05日 05:30

野球

吉井ロッテ 4戦目でようやく初勝利 新監督の勧めで先発再転向の西野に1305日ぶりの白星
<ロ・日>初勝利のウイニングボールを手にする吉井監督(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ6-4日本ハム ( 2023年4月4日    ZOZOマリン )】 開幕4戦目でようやくつかんだ初勝利。その記念のボールをロッテ・吉井監督は、スタンドに投げ込むようなしぐさを見せた。「お調子者なので…止めてください」。苦しんだ分、いつもより冗舌になった。
 侍ジャパンの投手コーチを務め春季キャンプ途中から1カ月以上もチームを離れた。だが「全員がキーマン」「みんなで戦う」と言い続けた指揮官の信念はチームに浸透。先発・西野が初回に野村に先制3ランを被弾も、2回のポランコの2ランから打線に火が付き逆転。6回以降は小野、ペルドモ、沢村、益田の救援陣が踏ん張って逃げ切った。

 開幕投手候補だった石川が離脱し、WBCに出場した佐々木朗も難しい調整を進める中、西野は5回4失点で19年9月7日のオリックス戦以来1305日ぶりの先発白星。昨季、ピッチングコーディネーターだった指揮官から先発再転向を勧められた右腕は「今日は助けられた勝ち」と感謝した。新指揮官が目指す勝利の形が少しずつ見えてきた今季初勝利だった。(大内 辰祐)

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