DeNA平良「最高で~す!一日でも早くここで投げられるよう…」TJ手術乗り越え888日ぶり完全復活勝

2023年04月05日 21:31

野球

DeNA平良「最高で~す!一日でも早くここで投げられるよう…」TJ手術乗り越え888日ぶり完全復活勝
<D・巨>勝利投手の平良(右)を祝福する三浦監督(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA2―0巨人 ( 2023年4月5日    横浜 )】 開幕4連敗中のDeNAは5日、本拠地(横浜)で巨人と対戦。打っては宮崎敏郎内野手(34)が先制打と2号ソロの活躍、投げては2021年にトミー・ジョン手術を受けた平良拳太郎投手(27)が6回を毎回の7三振を奪う無失点の快投でチームを今季初勝利に導いた。平良の勝利は2020年10月29日の巨人戦以来888日ぶり。プロ通算16勝目となった。
 試合後のヒーローインタビュー。締めた山崎と全2打点を叩きだした宮崎とともに笑顔でお立ち台に登壇。ハマスタの大歓声を体中に浴びながら「ありがとうございます。(本拠地の大歓声に)最高で~す!一日でも早くまたここで投げられるようにと、リハビリに励んできました。野手の方に感謝の気持ちでいっぱいです。とにかく光さんのミット目掛けて投げました」と語った。

 開幕5戦目にして、ようやく今季初勝利をつかんだ三浦監督も2年ぶりとなる1軍マウンド、そして888日ぶりとなる白星を挙げた平良に「ナイスピッチング!おめでとう」と目を細めていた。

 昨年は登板なしに終わり、2021年4月8日以来2年ぶりとなる1軍マウンドで初回から力強く腕を振った。立ち上がりは2番・吉川に四球を与えたが無失点。2回は6番・大城に右前打を打たれ、不振の坂本に代わり「8番・遊撃」でプロ初スタメンとなった門脇には三塁線を破られプロ初安打を献上したものの得点は許さなかった。3回には初めて3者凡退に斬る力投。4、5回も3者凡退に仕留め、6回までで毎回の7奪三振を奪い得点を与えず、2020年10月29日の巨人戦以来888日ぶりとなる勝利投手の権利を持って降板した。

 平良はDeNA移籍5年目となった2021年、開幕ローテーション入りを果たすも、3月28日の巨人戦登板の6回途中に右肘の違和感を訴え降板。その後、6月7日に横浜市内の病院で右肘内側側副じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。シーズンオフには自由契約となったが、12月9日に育成選手として再契約。翌2022年はリハビリから始まり、2軍戦で7月に復帰する予定だったが、新型コロナウイルスに感染。実戦登板のないまま7月30日に支配下選手として登録され、背番号59が発表された。8月26日のヤクルトとの2軍戦で実戦復帰登板を果たしたが、1軍登板なしでシーズンを終えていた。

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