落合博満氏 大谷が二刀流開幕「そういう条件でしょ」 WBC戦士の調整言及「日本の場合は難しい」

2023年04月05日 17:00

野球

落合博満氏 大谷が二刀流開幕「そういう条件でしょ」 WBC戦士の調整言及「日本の場合は難しい」
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が5日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。「プロ野球・大リーグ開幕 投手編」と題して、世界一の歓喜に沸いた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)閉幕から1週間後に開幕したプロ野球と大リーグについてオレ流の視点で語った。
 まずはWBCにおいて二刀流の活躍で侍ジャパンを世界一に導いき、MVPに輝いたエンゼルスの大谷。3月30日(現地時間)に敵地アスレチックス戦で開幕投手を務め、投げては6回10奪三振無失点の快投、打っては3打数1安打1四球と勝ち星は付かなかったものの順調な開幕を迎えた。録画で試合をチェックしたという落合氏は、WBCが終わってから短期間で開幕投手を務めたことに「(球団と)そういう条件でしょ。投げさせるのは監督だから。それで本人がいける、いけないは判断するだけであってね。言われたところで仕事するのがプロ野球選手ですよ」とオレ流の考え方を示した。

 シーズンに向けて日米各地に戻った侍世界一戦士たち。「日本の場合は時差やら何やらってあるだろうから調整させるのは難しいんだろうとは思うけどもね。アメリカで終わっている大会だからね、アメリカでそのままの流れで入っていくっていうのは当然のことだろうと思う」と大リーガーよりも日本のプロ野球選手たちの方が時間の問題を中心に、ボール対応含め調整は難しいと監督の目線で指摘。実際、投手としては大谷が、打者としても吉田、ヌートバーが開幕戦から躍動。ダルビッシュも4日(同)本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦に今季初登板初先発し、制球に苦しみながらも5回1失点。勝敗はつかなかったものの試合後には手応えを口にしていた。一方、プロ野球では巨人の大勢が「投げられない人をベンチに入れる余裕はない」という原監督の判断でベンチ外で開幕を迎え、オリックス・山本由伸、ロッテ・佐々木朗希、DeNA・今永昇太、ヤクルト・高橋奎二ら先発投手陣も開幕カードは投げなかった。打者ではヤクルトの村上宗隆が開幕戦の首魁第1打席で今季1号凱旋弾を放ち盛り上げた。

 日米開幕から1週間。山本や佐々木朗など続々と侍投手陣の今季初登板が予定されており、海の向こうの2戦連発の大谷やグリーンモンスター越え弾を放った吉田に続く国内侍選手の活躍に注目が集まる。

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