【マエケンと一問一答】復帰登板で6回途中1失点「いつもと違う不思議なマウンド」右肘は「痛みではない」

2023年04月05日 11:12

野球

【マエケンと一問一答】復帰登板で6回途中1失点「いつもと違う不思議なマウンド」右肘は「痛みではない」
<マーリンズ・ツインズ>復帰登板で力投する前田(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ツインズ0-1マーリンズ ( 2023年4月4日    ローンデポ・パーク )】 ツインズの前田健太投手(34)が4日(日本時間5日)、敵地ローンデポ・パークでのマーリンズ戦に先発。右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復帰し、591日ぶりとなる公式戦で6回途中まで1失点と力投。打線が奮起できずチームは開幕からの連勝が4でストップし、敗戦投手となったものの、9三振を奪う見事な投球だった。
 試合後の前田との一問一答は以下の通り。

 ――1年8カ月ぶりの公式戦だった。
 「勝てなかったのは残念ですけど、ピッチングの内容も良かったですし、こうやってまたメジャーのマウンドに立てたことはすごく僕自身うれしいですし、良い一日になったかなとは思います」

 ――9奪三振、最速は92マイル(約148キロ)を記録した。
 「久しぶりのマウンドだったんで、少し緊張もやっぱりありましたし、いつもと違う感覚もあったんですけど、まあ正直、9奪三振取ったっていう感覚はあんまりなくて、なんかぼんやりした記憶というか、そこまでいつもみたいに狙って取れた感じでもないです。いつもと違う不思議なマウンドでした。感覚としては良かったですし、これからもっともっと状態が上がってくるとは思うので、いいピッチングにはなったかなと思います」

――交代の場面はトレーナーも出てきたが。
 「久しぶりの公式戦だと、やっぱり力も入ってた部分もありましたし、僕自身、疲れがけっこうガクっときて、球速も最後は落ちてしまっていました。ここから慣れていかないといけないなと思いますし、球数もね、やっぱりオープン戦で投げるのと、公式戦で投げるのは疲れのかかり方も違ったので、ここからちょっとずつ慣れていくしかないですね。(実戦復帰以来)6回のマウンドに上がったのも初めてだったんで、こういう公式戦の中でも疲労とか球数っていうのはもうちょっと投げていかないと戻ってこないのかなとは思います。きょうは6回のマウンドに上がれたっていうのは一つ収穫かなと思います」

 ――手術、リハビリを乗り越えてまた長いシーズンに向かう。野球に対する気持ちは。
 「この1年半、リハビリに時間を費やしてきたので、サポートしてくれた家族だったりとか、リハビリを担当してくれたチームのトレーナーだったりとか、外のトレーナーとか、いろんな人にサポートしてもらいながらきょうのマウンドに戻ってくることができたんで、今後もその気持ちを忘れずに結果でしっかりと恩返しできるように頑張っていきたいなと思います」

 ――試合前のブルペンで座っていて緊張しているように見えた。
 「あの時はまだ緊張してなかったですね。思ったよりも、入るまでは全然大丈夫だったんですけど、久しぶりにメジャーのマウンドに上がるとやっぱり景色も違いますし、ちょっとぼやっとした感じの景色だったんで、やっぱりオープン戦とメジャーのマウンドになると、ピリッとした空気というか、見える景色とかが違うので。そこに慣れるまでは多少時間かかりました。1イニング目をしっかり抑えられたんで、そこはよかったかなと思います」

 ――6回、トレーナーがマウンドにむかった経緯は。
 「ちょっと(腕が)固まってきたんで、バーって振っていたんで、たぶん心配してきてくれたんです」

 ――腕が痛いわけではないのか。
 「固まってきたら、ほぐしたいというか、肘を抜きたいというか、なんかあるんですけど感覚。こうやっていたら抜ける時があるんで。バーってやるのが癖というか。こうやってほぐしているだけです。全然痛いとかそういうのではないです」

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